地獄少女(マンガ版)

地獄少女

原作
地獄少女プロジェクト
マンガ
永遠幸

マンガ版の『地獄少女』は、雑誌「なかよし」(講談社)に2005年11月号から掲載がはじまった作品。

当初は隔月連載の予定だったものが2006年1月号より毎月連載に。同誌の、2008年9月号まで掲載が続いた。

その後『新・地獄少女』、『地獄少女R』と連作が断続的に掲載されている。
(マンガシリーズを総称したり、マルチメディア展開された作品群を総称したりして「地獄少女」と言われることもある)

作品に主人公格で登場する、閻魔あいの別名も「地獄少女」。
(作品内では「地獄少女」の名は、「地獄通信」の都市伝説と共に流布)

アニメシリーズとの関連、異同

  • マンガ『地獄少女』は、完結性の高い中篇の連作形式をとっている。この形式は、アニメ版の「地獄少女」シリーズのそれにほとんど等しい。
    • ただし、マンガ『地獄少女』内の連作で描かれる長い筋を、アニメシリーズと比較すると『地獄少女』(第1期)から、第2期『地獄少女 二籠』に渡る広がりをもっていて、かつ、内容に少なくない異同も観られる。
  • マンガ『地獄少女』に含まれる、個別エピソード(中篇)には、少なくない頻度で、アニメシリーズには無いストーリーの回も観られる。
  • マンガ版『地獄少女』には、アニメ版の第1期、第2期に含まれるエピソードを下敷きにしたエピソードも観られる。
    • ただし、アニメのエピソードを下敷きにしたマンガエピソードも、アニメ版とは異なる別バージョン。かなりの改変が加えられた作品も多い。
  • マンガ版『地獄少女』と、アニメ版第1期、第2期を比較した大きな改変には次のようなものがある。
    • 閻魔あいが、普通の女子中学生として中学校に在籍、通学している(妖怪的な力を使った短期潜入ではない)。
      閻魔あいのクラスメートたちも、「地獄少女」の噂を知っているものは少なくないが、閻魔あいと地獄少女を結びつけて認識するのは、地獄通信にアクセスした者、というのが基本形。
    • ちなみに、「閻魔あいが中学に在籍している」というアニメ版には観られない設定から、マンガ版の、ギャグ調おまけマンガ『遅刻少女 がんばれあいちゃん』が導出される。
    • アニメ版第1期で、長期展開を導く柴田父娘は、マンガ『地獄少女』の本編には登場しない(番外編でチラっと描かれる例はある)
  • アニメ版がフルカラーであるにも関わらず、暗色の多い色彩設計であるのに対して、マンガ版は、ハイキー気味の白々とした印象の画面が多い。この「白々とした印象」は、アニメ版の画像が、同一画面で、陰影のコントラストを強調している印象とも大きくことなる。
  • アニメ版で描かれる実体の輪郭線は、しっかりした確実な線が多く、場合によっては切り画のような太い線や、劇画調の荒い線(止め絵のカット)も観られる。これに対し、マンガ版の輪郭線は、少女マンガに多い細い線で、しばしば輪郭線が途絶て、ハイキーな視覚効果を演出している。
  • アニメ版のキャラクターは、その人体デッサンが、骨格も想定される、比較的しっかりした3次元性を伴って描かれている。これに対して、マンガ版のキャラクターは、よりデフォルメの強いスタイルで、骨格や筋肉の想定はしづらい軟体的、人形的な印象もある描写になっている。

用語や登場人物

地獄少女
閻魔あい
地獄通信
用語や登場人物

メモ

商品情報

コミックス版『地獄少女』

  • 上記までのリンク先で紹介されるコミックス本は、普及版。他に、カバーにエンボス加工がされ、付録が同梱された特装版も各巻ごとに刊行された。

『地獄少女 閻魔あいセレクション 激こわストーリー』

『地獄少女 閻魔あいセレクション 激こわストーリー』は、複数の作家の作品を採録した、都市伝説風怖いお話のアンソロジー。

各巻に、永遠幸のマンガ版地獄少女エピソードが1篇採録されているが、他の作品は、「なかよし」読者からの投稿をベースに、複数のマンガ家たちが描いたマンガが採録。これらの作品のストーリーには、「地獄少女」との直接的な関連は無い。
ただし、単行本ごとの額縁的な仕掛けとして、マンガ「地獄少女」の登場キャラクターが、「激こわストーリー」を紹介する、という仕掛けが仕込まれている。

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