ヴァンピーア
ヴァンピーア 【オルデンベルク探偵事務所録】
20世紀初頭、独逸帝国のとある田舎町で町の名士の姪が殺され、翌朝に遺体が消えた。
消えた遺体の行方を求めて、オルデンブルグ探偵事務所から探偵が派遣されるが、更に殺人事件が起こり調査もままならない。そのうち、彼も命を狙われて……
シリーズ第二弾。
- 著
- 九条菜月
用語や登場人物
- フェルディナント・クロイツェル
- オルデンブルグ探偵事務所所員。問題となった町に10数年前まで住んでいたことから、消えた遺体の捜索のため町に赴いた。10数年前に起きた依頼人の妻の死にも関係していたらしい。
- ディーデリヒ・アイゼンシュタット
- 今回の依頼人。町一帯を治めていた領主の当主。10数年前に最愛の妻を失って以来、一人娘と暮らしているが、今は病床の身。愛称「ディ」。フェルの祖父とは旧知の仲で、フェル自身とも親しい間柄。好奇心が強く「人ならざるもの」に偏見がない。
- イザベル・アイゼンシュタット
- ディーデリヒの一人娘。父親の薫陶著しく、好奇心が強く行動的な性格。「人ならざるもの」への偏見を持たない。
- クラウス・ミュラー
- ディーデリヒの弟。猜疑心が強い。
- ブリギッテ・ミュラー
- クラウスの妻。淑やかな婦人。
- ヨーゼフ・ファインハルス
- ディーデリヒの妹の子。
- コルネリア・ファインハルス
- ヨーゼフの妹。今回の事件の犠牲者。
- ホラーツ・ベルネット
- ディーデリヒの友人。弁護士。
- ハーラルト・キッシェ
- 町の教会に勤める唯一の牧師。
- リヒャルト・エフラー
- 心霊雑誌の記者。
- コブ
- コーボルトの若者。
- ジョン・スミス
- オルデンベルク探偵事務所の創設者。
- ヴェロニカ・アイゼンシュタット
- ディーデリヒの最愛の女性。10数年前に死去したはずだが!?
- 用語や人名
- 解説