吸血鬼
吸血鬼 ( Vampire )
人間の血を吸うことで活力を得るヒューマノイド。
作品によって「動く死者」「伝染病患者」「特殊な家系」「神に近い種」などさまざまに扱われる。
一般的には「日光に弱い」「十字架など聖別されたものに弱い」「にんにくに弱い」「流れる水を渡ることができない」「住人に誘われないと家の中に入ることができない」「完全な死には心臓に杭打たなければならない」とされる。ただし、近年の作品にはその弱点を克服している者も。
用語
- ダンピール
- 吸血鬼と人間との間に生まれた子。人間からも吸血鬼からも忌み嫌われる。吸血鬼を殺せる唯一のものとして扱われがち。
関連する商品
資料
小説
- 吸血鬼ドラキュラ
- もはや説明不要だろう。現在ある吸血鬼もののスタイルを確立した作品。
- ヴぁんぷ!
- 愉快な変人吸血鬼たちの、ちょいとハートフルなコメディ。
- 吸血鬼エフェメラ
- 人に紛れて暮す吸血鬼たちとその子孫たち、大門一族、そして女帝〈ファム・アンファン〉の織り成す物語。
- 吸血鬼のおしごと
- 僕の血を吸わないで
- 吸血鬼カーミラ
- 『吸血鬼ドラキュラ』と並び称される吸血鬼ものの名作。
- ドラキュラ紀元
- 「もし、ヘルシング教授がドラキュラに敗れていたら」という仮定の下に書かれた物語。実在・架空問わず著名人多数出演。
- トリニティ・ブラッド
- テンプレート:rb(長生種,メトセラ)と呼ばれる吸血鬼とテンプレート:rb(短生種,テラン)と呼ばれる人間が対立する世界を舞台に、“吸血鬼の血を吸う吸血鬼”アベルと周りの者達が織りなす物語。
- 屍鬼
- 化物語
- 主人公が、吸血鬼にされ助けられたのをきっかけに、様々な怪異に出逢う話。
- 吸血鬼ハンターD
- ダンピール(ハーフ・バンパイア)で超絶美貌のヴァンパイア・ハンター、Dと、貴族と呼ばれる吸血鬼と人間の物語。
- ミッドナイト・ブルー
- 社交パーティで吸血鬼にさらわれレイプされたお嬢様が、闇の世界にまぎれ孤独な戦いを続ける話。
- ヴァンピーア
- 『オルデンベルク探偵事務所録』の2作目。タイトルは、ドイツ語で吸血鬼を表す“Vampir”。
- BLACK BLOOD BROTHERS
- 「吸血鬼と人が共存する街」特区を舞台に、吸血鬼兄弟と彼らを保護した人間の少女が暴れ回る。
- トワイライト
- 吸血鬼の少年と人間の少女が運命の恋に落ちたために様々なトラブルが始まる。
- 英国パラソル奇譚
- 吸血鬼や人狼と共存するヴィクトリア朝が舞台
- 0
アニメ・コミック
- かりん
- 吸血鬼一族の中で、唯一増血鬼となってしまった少女と、不幸な少年のラブコメ。
- 吸血鬼美夕
- 月詠
- ネコミミ! 他に説明が必要だろうか。
- 魔法先生ネギま!
- 主人公の師匠が高位の吸血鬼で魔術師。
- 錬金3級まじかる?ぽか〜ん
- BLOOD ALONE
- 吸血鬼の少女とワケ有り小説家の“だだ甘”な日常と二人を取り巻く「闇」の世界の悲劇を描いたコミック。
- HELLSING
- 英国を舞台に、対化物特務機関“テンプレート:rb(王立国教騎士団,ヘルシング)”と吸血鬼の戦いを描いた作品……のはず。
その他
吸血鬼への愛を語る
- 読電波想心機
- 最近のファンタジー種族の中ではエルフ以上の出現率?を誇る種族。他とは大きく違う「血を吸う」という行為が残虐性から萌えまで幅広くカヴァー。実に刺激を受け使いやすい種族だと思います。(個人的には萌え派(マテ)です)
- 渚女悠歩
- 本物の吸血鬼も良いですが、“吸血鬼”を渾名されるキャラも良いものです。血を啜る、という行為の背徳性は、それが必然でないほど高まりますから。
- 初歩者
- 文化コードになるまで使い古された存在。手短な人間以上の存在にして、あきらかな劣性を持ってるのが良かったんじゃないかと思っている。色んな解析がなされているけど、解析するとき気にするべき変数は以下じゃないかと思っている。伝染性、不死性、超人性。
弱点はこれに色付けをするためのものである場合が多い。昔はこの弱点を利用して人間の優秀性を証明する当て馬として扱われることも多かったけど、今はちょっと違う動きも出ている。
吸血鬼のこのような特性を、伝染性と超人性に着眼して「普通の人間にも与えられる、非日常への扉」とあつかうか、際限ない伝染性を設定して「人間の世界を滅亡させられる病気」とあつかうか、伝染性を最小限にして、「特殊な能力を持つ、人間世界に飼われてるもの」とするか、それとも他の解析をするかは個人の選択次第だと思うが、まったく持って違う事柄に根差してる東区の伝承を紐解いてみるのも、新しい吸血鬼像をみつけるのに手助けになるかもしれない。
あと、個人的に、吸血鬼の不死性を欠点として扱うのには飽きている。使い古されてる分、有効なやりかたではあると思うけどね。
話題まとめ
チャットログ
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/03/20050303.html#220000
- 生殖繁殖する吸血鬼の出てくる作品について。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2004/10/20041011.html#230000
- 吸血鬼ものは最近ブームだから書きづらいという意見にたいして。「吸血鬼にする理由があるのだろうけど、その理由は何だろう? どうしても吸血鬼にしないと成立しない部分があるのか」など考えてみようという話。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2007/11/20071107.html#110006
- 800字のヴァンパイア作品公募の話。
資料リンク
リンク
TrackBack
- trackback : 全世界の吸血鬼たちに朗報! (blog.桜井@猫丸屋) (2006-05-25 (木) 02:16:24)
全世界の吸血鬼の皆さんに朗報! 元祖カリスマ吸血鬼、ドラキュラ伯爵ことヴラド公の城として知られるブラン城がルーマニア政府から正統な後継者に返還されることになりましたヨ。