オルデンベルク探偵事務所録

20世紀初頭のベルリン。人族の急速な発展に居場所を追われつつある人ならざるものと、人族の間を取り持つべく設立された探偵事務所があった。

「人」と「人ならざるもの」の狭間で起こる事件の解決のために奔走する彼ら所員の物語。一話完結。

九条菜月

用語や登場人物

オルデンベルク探偵事務所

ジョン・スミス
オルデンベルク探偵事務所の創設者で初代所長。吸血鬼
アルフォンス・オルデンベルク
愛称はアル。ジョン・スミスの実の息子で二代目所長。姓は母親のもの。外見は二十代半ば、女性と見れば声をかけずにいられない性格だが、ヘクセ下巻ではフィーアと結ばれた。仕事をさぼっては秘書のマリーエに懲らしめられている。吸血鬼
ジークベルト・スミス
五班班長。アルの親友でジョンの義理の息子。年齢は55歳(人間年齢では27歳)。本人としてはくすんだ灰色の、第三者からは銀色の長髪を持つ。銀狼
クリスティアン・オルデンベルク
一班所属の所員。アルの養子である16歳の少年。亡き義母を慕っていた。人族。
マリーエ・カロッサ
所長秘書を務める美女。仕事に関してはとても厳しい。シルキー
ロベルト・エーレンフェルス
所員。ジークの後輩に当たる。女性にもて、女好き。理由は祖母がインキュバスのため。
ヴェロニカ
所員。愛称はヴェニー。リヒャルトの養子。ジョンの孫。アルは叔父、クリスは義理のいとこに当たる。赤い髪の美女。
フェルディナント・クロイツェル
所員。『ヴァンピーア』(2巻)にしか登場しないであろう人物。理由はネタバレにつき伏せる。クロイツェルは母方の旧姓。
リヒャルト・エフラー
エールケニッヒ(魔王)。外見は若い男だが、2百年生きたジョンよりも遥かに年上。服装から瞳と髪まで黒ずくめ。性格に相当な難あり。ヴェロニカの養父。
ミヒャエル・グレーシェル
六班所属。薬や毒に詳しい。『ヴェアヴォルフ』(1巻)でジークが使っていた爆弾の制作者でもある。マリーという恋人がいる。人族。元々は魔女狩りの一族アインハルト家の執行人。

その他の人々

エル
ジークが面倒を見ることになった人狼の子供。曲芸団で「飼われていた」過去から人見知りをしていたが、最近はだいぶ緩和された模様。
ゾフィーア
“暁の魔女”の二つ名を持つ大魔女。
フィーア
ミヒャエルの友人。元々はアインハルト家に仕える護衛者の一人だった。後にアルフォンス・オルデンベルクと結ばれる。
イザベル・アイゼンシュタット
ミュンヘン郊外の田舎町にすむ名士の娘。父親の薫陶よろしく「人ならざるもの」への偏見がない。
用語や人名
解説

メモ

書誌情報

C★NOVELSファンタジア

ヴェアヴォルフ

ヴァンピーア

ヘクセ

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短編集

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