てれびくん
「てれびくん」
「てれびくん」は、小学館発行の月刊誌、幼児向けテレビ雑誌の誌名。同誌のマスコットキャラクターも同名。
同名タイトルで、マスコットキャラを主役にした掲載マンガ(石森章太郎)もあった。
1976年5月発行の6月号が創刊号。
原則として毎月1日に、翌月号が店頭売りされる。
創刊当時の競合誌に「テレビマガジン」(講談社より1971年創刊)、「テレビランド」(黒崎出版1973年創刊。同年中に発行元徳間書店に移行)、「別冊冒険王 映画テレビマガジン」(秋田書店)があった。
これらの競合雑誌の内、現在まで刊行が継続されているのは「てれびくん」と「テレビマガジン」の2誌になっている。
創刊時のキャッチコピーは『小学館のテレビ教育雑誌』で、教育評論家の阿部進が監修者だった。
「週刊少年サンデー」や、小学館の学習雑誌で掲載されていたタイトルのTV番組を柱に誌面を構成。スーパー戦隊シリーズ、タイムボカンシリーズ、藤子不二雄原作のアニメ番組などが扱われた。
1977年中から1979年初め頃まで「小学館のテレビ雑誌」をキャッチコピーに。この頃までに、競合誌の仮面ライダーシリーズ、マジンガーシリーズのTV放送に区切りがつき、ウルトラシリーズなどの雑誌掲載権を取得した「てれびくん」は競合誌を引き離す。
「テレビ雑誌日本一」のキャッチコピーを経て、1980年4月号から「日本一のテレビ雑誌」をキャッチコピーに。この有名なコピーは、2005年一杯まで用いられた。
1980年代半ば頃は、兄弟誌との位置づけの「月刊コロコロコミック」と連携するように、ファミコン関係の記事を充実させ、競合他誌をさらに引き離した。80年代後半にかけて、ミニ四駆やビックリマンなどのホビー系記事が充実され、「てれびくん」最初のピーク期を迎えた。
1987年に『仮面ライダーBLACK』の原作マンガ『仮面ライダーBlack』が「週刊少年サンデー」に掲載されたのを機に、仮面ライダーシリーズの記事やTV版のマンガ化作品を掲載。以降のライダーシリーズ作品全てを、現在まで継続的に扱ってきている。
2006年から、キャッチコピーは、現行の「日本一のヒーロー雑誌!!」に。
関連する用語
- 「テレビマガジン」
- 講談社発行の幼児向け月刊テレビ雑誌。1971年創刊。
- 「別冊冒険王 映画テレビマガジン」
- 秋田書店発行の月刊マンガ雑誌「冒険王」の別冊増刊。
- 1966年から発行されていたが、1972年夏季号から「映画テレビマガジン」の副誌名が併記された。後、月刊化されたが、1974年に休刊。
- なお、本誌「冒険王」でも、1982年から表紙に「テレビと映画のチャンピオン」というキャッチコピーが付されるようになり。1983年4月号(3月売り)が「冒険王」の誌名ラスト号に。翌月号から誌名を「TVアニメマガジン」に改め、リニューアルが試みられたが、これも1984年に休刊。
- 「テレビランド」
- 1973年創刊月刊誌、幼児向けテレビ雑誌。創刊当初は、企画、東映株式会社、発行元、黒崎出版という発行体制だったが、1973年年末までに、編集スタッフごと徳間書店に移籍、徳間書店発行に。1997年1月売りの2月号で休刊(事実上の廃刊)。
- 「月刊コロコロコミック」
- 小学館から発行されている月刊の幼年向けマンガ雑誌。1977年創刊。
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- 解説
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