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== 薔薇の女 ==
;著
:[[笠井潔|笠井 潔]]
『薔薇の女』は、[[笠井潔]]氏による、[[矢吹駆連作]]の第3作。

;作品構成
:(創元推理文庫版、1996年刊の文庫版に準拠)
*序章 ルアーブルの女
*第一章 戦慄の血文字
*第二章 狂気の薔薇
*第三章 肉人形の祭壇
*第四章 宿命の双生児
*終章 ワルシャワの女
**第一章〜第四章は、物語内の今の日時を小見出しにした節で区切られている。

=== 概略 ===
*1983年、[[角川書店]]より、単行本刊行(単行本書名『薔薇の女 <アンドロギュヌス>殺人事件』)。

<blockquote>
火曜日の深更、独り暮らしの娘を絞殺し屍体の一部を持ち去る。現場には赤い薔薇と血の署名——映画女優を夢みるシルヴィーを皮切りに、連続切断魔の蛮行がパリ市街を席捲する。酷似した犯行状況にひきかえ、被害者間に接点を見出しかねて行き詰まる捜査当局。事件のキーワードを提示する矢吹駆の現象学的推理が冴える、シリーズ第三弾。
</blockquote>

*物語は、前作『[[バイバイ、エンジェル]]』、『[[サマー・アポカリプス]]』と、連続性もある。
*独立した作品として楽しめる完成度は有している。
*困った事に、前作の核心的な部分についてのネタバレも含まれている。

== 用語や登場人物 ==

=== キャラクター ===
;ナディア・モガール
:パリ司法警察のモガール警視の娘。『薔薇の女』のテクストの記者、との設定。
;矢吹 駆
:パリの安アパートの屋根裏で暮らしている素性不明の日本人(自称)。本作の探偵役。

;用語や人名
:解説

=== [[ガジェット|ガジェット(小道具)]] ===
;用語や人名
:解説

=== 用語 ===

;用語や人名
:解説

== 関連する用語 ==
;[[矢吹駆連作]]
:著者自身の短文や、解説文などでは、なぜか「シリーズ」ではなく「連作」と記されることが多いようだ。

== メモ ==
;作品の経緯
:
*1983年、[[角川書店]]より、単行本刊行(単行本書名『薔薇の女 <アンドロギュヌス>殺人事件』)。
*1987年、角川文庫版『薔薇の女 「アンドロギュヌス」殺人事件』刊行。
*1990年、作品社から刊行の合本『天使/黙示/薔薇』に採録。
*1996年、創元文庫版刊行。

== 書誌情報(関連作品) ==

=== 薔薇の女 ===
*<amazon>B000J7FUUY</amazon><br />(ハードカバー単行本『薔薇の女 <アンドロギュヌス>殺人事件』,角川書店,1983年刊)
*<amazon>4041563038</amazon><br />(角川文庫『薔薇の女 「アンドロギュヌス」殺人事件』,1987年刊行)
*<amazon>4878931582</amazon><br />(ハードカバー単行本『天使/黙示/薔薇』,『[[バイバイ、エンジェル]]』、『[[サマー・アポカリプス]]』との合本,作品社,1990年刊)
*<amazon>4488415032</amazon><br />(創元推理文庫『薔薇の女』,1996年刊行)

== 話題まとめ ==
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