ノルウェイの森
ノルウェイの森
ノルウェイのもり
- 著
- 村上春樹
『ノルウェイの森』は、村上春樹著の長編小説。
1987年9月に講談社から単行本が刊行され、1991年4月に講談社文庫から文庫版が、やはり上下巻で同時刊行された。
2004年9月に講談社文庫新装版が再刊された。現在、新刊ルートで流通しているのは、この新装版。
「村上春樹全作品 1979〜1989」(第1期)の第6巻が、同作の巻になっている。
- 単行本下巻巻末には、著者による「あとがき」が採録されている。エッセイ集や、インタビュー集などではともかく。フィクション作品の単行本に「あとがき」を収めることは、村上春樹の場合、かなり珍しい(最初の長編『風の歌を聴け』には「あとがき」が採録されている)
『ノルウェイの森』単行本「あとがき」では、同作が、短編『蛍』を下敷きにしたことが明記されている他、興味深い証言が散見される。
なお、この「あとがき」は、現行の文庫版には採録されていない。 - 単行本上下巻の累積発行部数は、2009年8月5日時点で454万4400部。単行本、文庫本等を含めた日本における発行部数は、2009時点で、1000万部を越えたとされている。
- 上記、単行本、文庫版、全作品の他に、講談社から、講談社英語文庫版のアルフレッド・バーンバウム訳本が、1989年に1、2の2分冊で同時刊行された。
- 新装版文庫本では、単行本と同様の装丁が採用された。
この装丁は、単行本刊行時、作者の意向で採用された、と伝えられている。 - アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど英語圏のほか、ドイツ、フランス、ロシア、中国、台湾、韓国などでも翻訳されている。ノルウェー語にも翻訳された。
- 2008年、ベトナム系フランス人監督トラン・アン・ユンによる映画化が発表された。映画版は脚本もトラン・アン・ユン、編集はマリオ・パティステル。完成は2010年3月、日本公開は同年12月11日(予定)。
書籍構成
事項や登場人物
- 事項や人名
- 解説
関連事項
- 関連事項
- 解説