『ふたりはプリキュア Max Heart』は、朝日放送(ABC)をキー局に、2005年2月から2006年1月に地上波放映された30分枠の児童向け、女子向けのアニメ作品。
いわゆる「プリキュアシリーズ」の第2作。全47話。
前作『ふたりはプリキュア』に引き続き、なぎさとほのかが主役キャラ。2人は、中学3年生に進級したという設定で登場。2人のプリキュアの仲間となるシャイニールミナス、こと、中学1年生の九条ひかりも新たに登場。
劇場版アニメとして、2005年4月に公開された『映画 ふたりはプリキュア Max Heart』、2005年12月に公開された『映画 ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち』がある。
用語や登場人物
伝説の戦士プリキュア
- 美墨 なぎさ(キュアブラック)
- ベローネ学院女子中等部の3年生。スポーツ万能、勉強嫌いで無鉄砲だけど人一倍正義感が強くクラスでも人気者。ラクロス部所属。
- 雪城 ほのか(キュアホワイト)
- ベローネ学院女子中等部の3年生。成績優秀で常にクラスのトップだが、実は天然ボケ。科学部所属。
- シャイニールミナス(九条 ひかり)
- 「Max Heart」から登場。九条 ひかりは、ベローネ学院女子中等部1年生で、なぎさやほのかの後輩にあたるキャラとして登場。なぎさの先輩であるアカネの従兄弟として、オープンカフェ形式のたこ焼き移動販売車「TAKO CAFE」の手伝いをしながら暮らす。当初、本人も、自分がシャイニールミナスとは気づかずにいたが。
光の園の住人
- メップル
- 前作ラストで、永遠の眠りについたはずだったが、なぎさらのピンチに復活。「ハートフルコミューン」としてプリキュアのパワーアップに貢献する。
- ミップル
- 同じく永遠の眠りについたはずだったが、ほのからのピンチに復活。「ハートフルコミューン」としてプリキュアのパワーアップに貢献する。
- ポルン
- 光の園で暮らしていたが、メップルとミップル復活と共になぎさと、そしてひかりのパートナーとなる。
- ルルン
- ポルンの妹で、いつもベタベタでポルンに懐いている(なついている)。ポルンは迷惑そうな顔している。
- 石の番人(ウィズダム)
- プリズムホーピッシュを守る番人。一時期長老と共になぎさの家に居候(いそろう)して、ひかりを探していた。
- 長老
- 相変わらずプリキュアを「プリキュラ」と呼ぶ光の園の長老。石の番人とは何時も「将棋」を楽しんでいる。
- クイーン
- 前作でジャアクキングの影響を受け、12の心(ハーティエル)と、その心の光に分れてしまった。
- ハーティエル
- シークン
- ハーティエルの1体。「探求」の心の化身。毎日が残りのハーティエルを探していては、その傍ら(かたわら)にいる。ハーティエルの中では「チェアレクト」へ最後に入ることになっているため、最初で最後のハーティエルである。
- パッション
- 「情熱」の心のハーティエル。動物と仲良しなれる熱い心を持っている。勇敢で、自分が手懐けたハトと共に闇の住人に立ち向かう。
- ハーモニン
- 「調和」の心のハーティエル。心静かな心で、オルゴールのなかで穏やかに眠っていた。ひかりを調和への心へと導いた(みちびいた)。
- ピュアン
- 「純粋」の心のハーティエル。純粋な気持ちで心を開かせる泣かせもの。
- インテリジェン
- 「知性」の心の持つハーティエル。知恵袋のほのかに懐く(なつく)が、単純ななぎさには懐かない。事ある毎にチェアレクトから出ては、なぎさらを導いて(みじびいて)いって力となっている。
- ウィシュン
- 「真実」の心のハーティエル。予知してはおどおどとした口調で話す。ひかりの未来を予知して困惑していた。
- ホープン
- 「希望」の心のハーティエル。いつも自信がつかないひかりや、ラクロス部主将という辛いなぎさらを励ました。
- ブレイブン
- 「勇敢」の心のハーティエル。ルルンを守る直向なひかりの心に、藤村先輩(藤P)に告白できないなぎさを応援した。
- プロスン
- 「繁栄」の心のハーティエル。のんびりな食いしん坊で、旅行先として有名な京都を満喫していた。なぎさの食いしん坊に現れたのかも…しれない。
- ハピネン
- 「幸福」の心のハーティエル。何かと毎日の生活に充実感を得てきたひかり、ラクロスや藤村先輩とのデートで満足するなぎさなど、シークンと一緒に見守っている。
- ラブラン
- 「愛」の心のハーティエル。ひかりが毎日なぎさやほのか、そしてあかねさんと育んでいること。なぎさが藤村先輩に告白してお互い通じ合ったことがきっかけとなり応援する。
- エターナルン
- 「永遠」の心のハーティエル。なぎさとほのかとひかり、そしてみんなの心が一つになったことで励ました。
私立ベローネ学園、及び、関係者
- 高清水 莉奈
- ラクロス部に所属するなぎさの友達。キャプテンとなったなぎさを引っ張っていく。
- 久保田 志穂
- ラクロス部に所属するなぎさの友達。映画監督になるという夢を3年生になってからさらに加速していく。
- マキ
- ラクロス部に所属する2年生。レギュラーに選ばれたとき、チームプレイなどで困っていたがなぎさたちの励みで克服。そしてなぎさから新キャプテンとして抜擢される。
- ユリコ
- 科学部に所属するほのかの友達。部長となったほのかに「何時もどおりのほのか」を取り戻していく。
- 越野 夏子
- 3年桜組の生徒。前作では「偽プリキュア」だったのだが、今回は偽者時に身につけた裁縫の腕で修学旅行の着物を作る腕前を披露。
- 森 京子
- 3年桜組の生徒。夏子と共に前作では「偽プリキュア」だったのだが、修学旅行の着物作る腕前を披露。その姿と腕前になぎさはビックリ。わざわざ専用の旅行用バックを持ち出していた。
- 竹野内 よし美
- 3年桜組の担任教師。明るい夫婦生活を口走っては桜組の生徒らを赤面させたほど…。もうラブラブな生活なこと疑いなし。
- 米槻(こめつき)教頭先生
- 伊達めがねを光らせては生徒の遅刻や規律を守る厳しい〜先生。
- 校長先生
- 今回もなぎさら桜組の野外授業にも参加。いつも見守ってくれる優しい校長先生。
- 小田島 友華
- 学園の女子高等部に進学したなぎさの先輩。なぎさのいない学校生活に“虚ろ向き”。なぎさとのラクロス対決で自分を取り戻していく。
- 藤村 省吾
- 学園の男子高等部に入学。サッカー部はレギュラーを獲得して充実している毎日。なぎさとの恋の距離も短くなり、お互い身近な存在へと。
- 木俣
- 藤村と同じ男子高等部に入学し、サッカー部ではレギュラーを獲得。
なぎさとほのかの家族
- 美墨家
- 美墨 岳
- 相変わらずの冷めたボケをかますなぎさと亮太のお父さん。キャンプビバークではその腕前を披露。
- 美墨 理恵
- 世話好きで、なぎさと亮太を相変わらず叱り付ける母親。冷めたギャクもお父さんと笑い続ける優しい人。
- 美墨 亮太
- いつもケンカばっかのなぎさの弟。部活の卓球も進展しており、県大会の代表に選ばれるほど。なぎさには試合に見に来ないでというが、緊張するとなぎさの応援で呆れては元気付けられた。
- 雪城家
- 雪城 さなえ
- いつもおっとりな優しいほのかのおばあちゃん。アドバイスをしたり、ほのかと同様に生活の知恵や、いろいろ悩むひかりに諦めない終戦後(太平洋戦争)の話をした。
- 雪城 太郎
- ほのかにいろいろとプレゼントしてくれるお父さん。現在はパリで仕事中。
- 雪城 文
- ほのかにいろいろとプレゼントしてくれるお母さん。仕事先のパリでほのかを正体するが、今の生活が楽しいほのかは日本にいることを手書きの手紙で伝えた。
- 忠太郎
- 雪城家の忠犬。ポルンや、メップルとミップルとは仲良し。亮太は相変わらず苦手。
その他、なぎさとほのかを取り巻く人々
- 藤田 アカネ
- なぎさの大先輩で、頼れる姉さん。「TAKO CAFE」としてリニュアールして新装開店。そして、ひかりを家族兼店手伝いに迎えて一層忙しい毎日を過ごしている。
闇の住人と洋館の少年たち
- サーキュラス
- 闇の住人の四天王。大柄な体つきで、常に物事を考えている。「人の話を最後まで聞け」というのが彼の口癖。
- ウラガノス
- 闇の住人の四天王。外見は、京都で祀られる至極天に似た姿。粗暴な性格だが、少年の前では優しいくも愛くるしい。一見単細胞でも、仲間を守ろうとする気持ちは人一番強い。
- ビブリス
- 闇の住人の四天王で、女性性格は自信家で、自分の物事に反することは嫌う。力も有り余っており、本気とはいえないウラガノスの鉄拳を受け止めている。少年に対しては優しい女性を振舞っているが、危害が及ぶと全力で守る姿勢を見せる。甘党でいちごが大好き。
- バルデス
- 闇の住人の四天王。その力は最強で、最後の最期までプリキュアらを苦しめた。少年への覚醒について一言漏らしているが、周りには理解されてない。実は彼にも重大な秘密が…?
- 洋館の少年
- 洋館で日々世話されながら暮らす少年。洋館の外に出たいと望むが、周りが許してくれない。普段はおもちゃで執事ザケンナーと共に遊んでいる。ひかりとはある関係がある。
- 執事ザケンナーA
- 洋館の世話係をしつつ、少年の世話をしている。外に出たい気持ちを察していては、嘆願している。
- 執事ザケンナーB
- 洋館の世話係をしつつ、少年の世話をしている。おもちゃは彼が買ってきているのだが、どのような方法かは不明。意外に芸達者でトランプで色々なマジックをしている。
メモ
- スタッフ
- 原作=東堂いずみ(東映アニメーション)
- プロデューサー=土肥繁葉樹、亀田雅之、大野逸雄(ABC)
鶴崎りか(ADK)、鷲尾天(東映アニメーション) - 製作=朝日放送(ABC)、アサツー ディ・ケイ(ADK)、東映アニメーション
(アニメーション製作は東映アニメーション) - 製作担当=坂井和男
- シリーズ・ディレクター=西尾大介
- シリーズ構成=川崎良
- キャラクター・デザイン=稲上晃
- 美術監督=行信三
- 色彩設計=沢田豊二
- 楽曲製作=佐藤直紀
- OP&ED
- 「DANZEN!ふたりはプリキュア(Ver.Max Heart)」
『ふたりはプリキュア Max Heart』OP- 作詞=青木 久美子、作曲=小杉 保夫、編曲=佐藤 直紀、アーティスト=五條 真由美
- 「DANZEN!ふたりはプリキュア」歌詞(歌詞タイム)
- 「ムリムリ?! ありあり!! INじゃぁな〜い?!」
『ふたりはプリキュア Max Heart』ED- 作詞=青木 久美子、作曲=佐藤 直紀、編曲=佐藤 直紀、アーティスト=五條 真由美&ヤング・フレッシュ
- 「ムリムリ?! ありあり!! INじゃぁな〜い?!」歌詞(歌詞タイム)
- 「ワンダー☆ウィンター☆ヤッター!!」
『ふたりはプリキュア Max Heart』ED- 作詞=青木 久美子、作曲=間瀬 公司 、編曲=佐藤 直紀、アーティスト=五條 真由美
- 「ワンダー☆ウィンター☆ヤッター!!」歌詞(歌詞タイム)
- マンガ版
- その他
- 評価
商品情報
TVアニメDVD
劇場版DVD
音楽
アニメ関連書籍
マンガ版
いずれの単行本も、劇場版公開に前後して描き下ろしされたもの。
(雑誌掲載分のマンガは単行本化されていない)
ゲームソフト、及び関連書籍
フィギア
関連アイテム
話題まとめ
チャットログ
blog記事
資料リンク
- ふたりはプリキュアMax Heart
東映アニメーションのオフィシャル・サイト。 - 映画 ふたりはプリキュアMax Heart
東映アニメーションのオフィシャル・サイト。 - 映画 ふたりはプリキュアMax Heart2 雪空のともだち
東映アニメーションのオフィシャル・サイト。