魔法少女リリカルなのは
『とらいあんぐるハート』の番外編として作られた作品。2004年10月に(一部設定を変え)TVアニメ化された。ここではアニメ化された作品の方を指す。
続編として魔法少女リリカルなのはA's、MagicalGirlLyricalNanohaStrikerSがある。
用語や登場人物
登場人物
- 高町なのは
- 主人公。普通の小学三年生……であったが、ひょんなことから町じゅうに散ったジュエルシードを集めることとなる。しかしその中で……。
- フェイト・テスタロッサ
- なのはと同い年。なのは達とは違う目的のためにジュエルシードを集めている。結果、なのはと争うこととなる。
- ユーノ・スクライア
- 喋るフェレット……だが実は人間。発掘したジュエルシードを移送してる最中に事故(?)に遭遇し、なのはのいる世界にばらまいてしまう。それを回収するためになのはに助力を頼んだ。
- レイジングハート
- なのはのデバイス(杖)。意思を持ち英語で喋る。普段は小さな丸い宝石の形をしている。巷では可愛いと人気(?)。東海道・山陽新幹線に乗ると、レイジングハート(の中の人)の声を聞くことが出来る。
用語
- デバイス
- いわゆる魔法の杖。なのはとフェイトの杖であるレイジングハートとバルディッシュは共に思考、変形能力を持っている。
- バリアジャケット
- いわゆる「変身後の格好」。見た目以上に防御効果がある。
- ジュエルシード
- 失われた魔法の産物。望みをかなえると同時に何かを奪う性質を持ち、多くの場合暴走状態に陥る危険な物。
メモ
由来
「とらいあんぐるハート3」のクリア後のおまけシナリオ(短い次回予告。もちろん当時はネタであった)として作られたのが最初。その後に作られた「とらいあんぐるハート3リリカルおもちゃ箱(デスクトップアクセサリ等を収録したもの)」では、ミニAVGとして「魔法少女リリカルなのは」が実際に製作された。
原作との相違点
いくつかあるので、以下に列記する。
原作ではなのはが生まれる直前に死んでいるはずの高町士郎が生きている。また恭也と美由希が実子でないことが明言されない。彼らの会得している剣術への言及も描写もない。
リンディとクロノの役どころが変わり、それらの位置にユーノとフェイトが入った。同時に彼らにまつわるキャラ(アルフ、プレシア、エイミィ)も新たに投入されている。さらに設定として時空管理局等が増えた。
主人公であるなのはの周辺のキャラとして、すずからが追加された(アリサは元は別のシナリオのキャラであった)。
それ以外の、直接なのは周辺にかかわりのないキャラクターはごっそり削られた(かろうじて残ったのは月村忍とノエルだが、これも作中では登場せずキャラクター紹介に残るのみ(しかもA'sでは最後の最後に名前が出てくるだけ)となっている)。残されているキャラクターについてもエピソードが大幅に変更されている(特に特徴的なのは、なのはの両親の馴れ初めまでもが削除されていることであろう。事件の起きた日付までもがなのはの生後へと改変されている)。
原作でなのはの(魔法少女につきものの)使い魔に位置していた久遠は、那美共々削除された(これは、なのはよりも原作の主人公であった恭也との関係が深いためであろう)。
こうしてTVアニメ化での変更点を見てみると「"boy meet girl"より"girl meet girl"」「(なのはとフェイトを描写する上で)不要なものや邪魔になるものを削除し、必要なものを増やした」のが分かる。
クロノのデバイスがS2Uであること、アリサがいること、レイジングハートが祈願型であること、月村家のメンバーが(すずかを立てることで)残されていること、忍の妹であるすずかがおっとりさんなのに運動万能な点など、原作を知る者だけが分かるネタがあるのは見逃せない点であろう。
商品情報
DVD
CD
解説本
魔法少女リリカルなのは/魔法少女リリカルなのはA'sビジュアルファンブック
各キャラクターの設定や全26話のストーリー詳細、描き下ろし画像など「魔法少女リリカルなのは」「魔法少女リリカルなのはA's」の情報を網羅したビジュアルファンブック。原作者による魔法/世界観に関する解説つき。
魔法少女リリカルなのは原画集
『魔法少女リリカルなのは』の本編全13話で使用された原画をストーリーの流れに沿って一挙掲載。普段は見られない貴重な原画を集めた決定版資料集。オープニングや変身シーンの原画も余すところなく収録した、ファン待望の一冊。
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