驚きの感動詞
相槌などに用いられる、驚きを示す感動詞について、それぞれのニュアンスを考えてみました。他に思いついたら追記・修正お願いします。
メモ
- 日本語学習者にとって調べにくいんですよね。
感動詞とニュアンス
- ほう
- 文頭の感嘆詞としての oh! とか well とか why のような使い方。驚いたり、それで?というニュアンスになったり、ほんとうに?というニュアンスになったりします。
- ほうほう
- 二回繰り返すと強調になるという法則から、ほう よりも意味が強められます。
- ほほう
- ほうほう から houhou→hohou と母音連鎖が一つ落ちて派生したのではないでしょうか。雰囲気としては、少し偉そうな側(優位にある側)が発する感嘆詞というイメージがあります。
- うわっ
- 予測しなかったことに直面した驚き。かなり驚きの度合が強いように見える。身体がのけぞるほど、目にみえて驚いている様子を想像する。大失敗とか、大感動とか。感動に「うわっ」を使うのは、多少子供っぽく感じます。
- うわあ
- うわっ よりも大口を開いて強い驚き。あるいはよりコントロールできている驚きのことも。uwaaのwaを高く上げることで、驚き喜んでいる様子を示す反応として用いられます。最後のaをどんどん高くすると、悲鳴の絶叫になる。低高低だと喜び、低低高だと悲鳴、かな。
- おお
- 同意に近い、感動して頷く。大人の男性が用いることが多い。
- まあ
- 品の良い驚きかた。大人の女性が使うイメージ。
- ほう
- 相手を認めた事を示す。少し上位からの反応。
- へー へぇ
- 驚いた事を示す。少し軽薄。
- なるほど
- 納得した、という意味合い。
- ああ
- おお よりも同意の意味合いがより強い。
- ああ!
- ああ に感動の意味を込めるに、抑揚を後ろで上げている。 ああ!そうだったのか。 などと発見の感動を示す。
- わあ
- 嬉しいこと、喜び、のニュアンスを含む。多少子供っぽい雰囲気がある。
- わーい
- ちょっと軽い、賛同や喜びを示す感動詞です。両手を挙げて喜んでいる様子を想像します。
- うは うほう うへ
- 信じがたい驚きで、困ってしまうような時の感動詞のようなもの。言葉に詰まっているという様子を示す擬音に由来すると思います。
- なんと
- なんということだ、の途中で切れている。本当のことですか、という意味合いの驚きを示す。
- ううむ うーむ
- 納得がいかないが確かにそのようだという場合の応答。反論をしようとして口ごもる様子を示す。
- えー
- 語尾はあげる。自分にとって望ましくない予期しない発言をされたことへの反応。相手の発言に納得がいかない、不満であることを示す。
- な、なんだってー!!
- 漫画『MMR』で複数の人間が声を揃えて驚くときのセリフ。常識はずれのものごとや発言に対する、コミカルで揶揄を込めた応答として使われることがある。
話題まとめ
チャットログ
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/06/20050629.html#040000
- 驚きを示す感動詞のニュアンスについてあれこれ。