連城訣 Lian Cheng Jue

連城剣譜の秘密にまつわる陰謀と対立の渦の中、信じるものを失いつつも生き抜く主人公の苦闘を描く。

金庸作品としては短めでかつ登場人物も少なめで、悪人が生き生きとしてますし、一冊めにも向いてると思います。

金庸
監修
岡崎由美
阿部敦子

片田舎に住む純朴な青年・狄雲は、師伯の誕生祝に荊州に出向くが、ある陰謀によって師匠を殺され、その濡れ衣を着せられ、愛する女性も奪われ、牢獄に繋がれてしまう。牢で武術の名手・丁典と知り合い、脱獄を図るが…。 閉ざされた雪山での壮絶な死闘。秘伝書をめぐる骨肉の争い。裏切られ、蔑まれ、絶望的な孤独の中にいても揺るぎなく輝く善の魂の運命は。「岩窟王」を彷彿とさせる武侠ロマン。

用語や登場人物

用語や人名
解説

メモ

  • 主人公をひどい目にあわせろの見本ですね。
  • 師父は罪を侵して逃亡するは、師妹は誤解して敵と結婚するは、罪人として肩甲骨に穴を開けて鎖を通されて投獄されるは、その牢獄では先客に暴力をふるわれるは、脱出しても淫僧と間違われて馬に踏まれるは散々女の子などに酷いこといわれるは、さんざん酷い目にあいまくる上巻。
  • 純でまっとうなのにひどい目にあいつづける主人公。他も真っ当な人は悲惨な目にあってばかりです。

書誌情報

徳間文庫 金庸武侠小説集

徳間書店 四六判

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