学問・学習に関わる諺(?)

学問に王道なし
学問とは一つ一つ積み重ねて習得できる。努力なしに身につけることはできない、の意。
学びて思わざれば則ち罔し。思いて学ばざれば則ち殆し。
いくら学んでも、自分なりにじっくり考えないと、本当の理解には繋がらない、また、自分で考えるだけで他人の話をじっくり学ばなければ、独りよがりになってしまう、の意。
学を好むは知に近し
書物や体験から学ぶことを好んでいれば、物事の道理を知ることに近づいていく、の意。
習うより慣れろ
他人に教えてもらって自分の頭で考えるよりも、自分で実際に経験を積んで、身体で覚えたほうが早く身につく、の意。
人の振り見て我が振り直せ
他人の行いの善悪を見て、自分の行いを改めよ、の意。
温故知新
昔の物事を吟味して、そこから新しい知識や見解を得ること。
よく学べよく遊べ
立派な人間になるには、勉強するときは勉強し、遊ぶときは遊んで、生活にメリハリをつけなさい、の意。
学問なき経験は、経験なき学問に勝る
経験を伴わない知識より、知識を伴わない経験の方が重要である、の意。
百聞は一見にしかず
人の話を何度も聞くよりも、現実に自分の目で見て確かめる方がはるかに早く理解できる、の意。
読書百遍意自ずから通ず
難しい本でも、何回も繰り返し読んでいれば、自然に意味がわかってくる、の意。
三人寄れば文殊の知恵
凡人でも三人集まれば、いいアイディアが浮かぶ、の意。
学問知っち、物ー知らん
いくら学問・学歴を積もうとも、物の道理や礼儀などを知らなくてはどうしようもない、の意。
釈迦に説法
よく知り尽くしている人に対して、ものを教えようとする愚かさのたとえ。
馬の耳に念仏
いくら意見・忠告しても、当人は何とも感じず、効き目がないことのたとえ。
門前の小僧習わぬ経を読む
毎日のように繰り返し見たり聞いたりしていると、習っていなくてもいつの間にか覚えてしまっている、の意。
人を見て法を説け
他人にものを説くときは、相手の性格をよくみて、相手に適した説明方法を取れ、の意。
亀の甲より年の功
長い間身につけた豊富な経験・知識は優れているので、尊重するべきだ、の意。
一を聞いて十を知る
才知がとても優れていることのたとえ。
為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり
人間、やる気になればなんでもできないことはない、の意。
玉みがかねば光なし
どんなにすばらしい才能・素質を持っていても、努力し、自分を磨かないと、その才能・素質は生かされない、の意。
灯台下暗し
身近すぎるために、かえって物事に気づかない、あるいは気づきにくくなる、の意。
生兵法は怪我の元
半端な知識・技術で物事を処理しようとすると、かえって大失敗する、の意。
学ぶ門に書来る
好きで打ち込んでいることには、自ずと機会がめぐってきて、道が開けていく、の意。
蛍雪の功を積む
蛍の光や窓の外の雪明かりで勉強する、つまり苦労して勉強する、の意。
孟母三遷
人は周囲の環境に影響されるものだから、よい教育の為にはよい環境を整える事が重要である、の意。
畳水練
畳の上の水練、とも。知識や理論だけで実地での運用が伴わず役に立たないこと、の意。「机上の空論」と同じ。
他山の石とする
一見全く役に立たないように見える屑石でも宝玉の類を磨く用に使えるように、自分より劣った人の行動や言動を自分の修養に役立てたり、他の事象を参考に自分の用に生かしたりする、の意。

メモ

話題まとめ

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