装甲騎兵ボトムズ

装甲騎兵 ボトムズ

『装甲騎兵 ボトムズ』は、日本サンライズ制作のアニメ作品。

“Armered Trooper ボトムズ”とも。

TV版シリーズは、全52話(内、総集編3,第20話、第28話、第40話)。

初放映は、1983年4月1日〜1984年3月23日。キー局は、テレビ東京。

原案
矢立 肇
原作
高橋 良輔
監督
高橋 良輔
キャラクター・デザイン
塩山 紀生
メカニカル・デザイン
大河原 邦男
脚本
星山 博之、五武 冬史、高橋 良輔、吉川 惣司、鳥海 尽三
作画監督チーフ
塩山 紀生
作画監督
塩山 紀生、清水 恵三、谷口 守泰、他
演出チーフ
滝沢 敏文
演出
加瀬 充子、矢吹 愛弓、谷田部 勝義、他
音楽
乾 裕樹

関連作品

OVA
『装甲騎兵 ボトムズ』のOVAには、TV版シリーズを編纂した、ハイライト集や、ダイジェスト編風のOVAシリーズと、TV版で扱われなかった時間、事件を描くアントールド・ストーリーの新作OVAとがある。
ゲーム・ソフト
詳しい人よろしく
TRPG版
詳しい人よろしくTRPG.NET - 装甲騎兵ボトムズTRPG
装甲猟兵 メロウリンク
ボトムズの背景世界、“アストラギウス銀河”を共有したシェアード・ワールド的作品。小説版、OVA版がある。
青の騎士ベルゼルガ物語
ボトムズの背景世界、“アストラギウス銀河”を共有したシェアード・ワールド的作品(小説)。内容はすっかり別物。
装甲騎兵ボトムズ TAKARA公式ページ
ミクロアクションシリーズ 装甲騎兵ボトムズ

用語や登場人物

用語
説明
アストラギウス銀河
シリーズの背景世界。TV版シリーズのストーリーがはじまった時点で、銀河を2分する勢力、メルキアとバララントの理由も定かでなくなった戦争が100年は続いていた、と語られた。
キリコ・キュービィ
シリーズの主人公キャラクター。元メルキア特務部隊兵。100年戦争の末期、友軍基地を急襲する、という不可解な任務につく。所属部隊の同僚に裏切られて放置された上、軍の情報部に逮捕され、尋問を受け脱出。このようにはじまった第1話のタイトルが『終戦』。
“物心がついた時、そこは戦場だった”と、独白回顧するキリコの家族、幼少期の情報は、ほとんど作品内で描かれていないに等しい。
ちなみに、放映当時、人型戦闘マシン、ATが壊れるまで性能の限り戦い、壊れた後の生身のキリコが1番強い、と噂された。壊れたAT機体を、ジャンク部品から再生する技能も有す。
ネタバレしすぎない範囲で、主人公の特徴を言うなら、「疫病神」。TV版第1部のラストでは都市が滅び、第2部ラストでは国が1つ滅び、第3部の舞台はかつてキリコが属していた部隊が壊滅させた惑星だった。第4部クライマックスでは、メルキア、バララント双方の大艦隊が滅び、そして……。必ずしも、主人公のせいで招かれた滅びばかりでもないところが凄みだ。
PS(パーフェクト・ソルジャー)
ストーリーが展開するにつれ、主人公キリコが終戦間際に襲撃した友軍基地は、PS(パーフェクト・ソルジャー)なるものを研究していた施設だったらしきことが、徐々にわかってくる。しかし、PSとは何か、なぜキリコの部隊がそれを襲ったかは、視聴者にもなかなかあかされない。
ちなみに、第1話でのキリコの脱走成功は、PS研究基地襲撃の背景を追うメルキア軍情報部が、キリコを泳がせていただけであることは、視聴者にはかなり初期からあかされる(知らぬはキャラクターばかり)。
アレ
主人公キリコが百年戦争末期に任務として急襲した友軍基地内で、光り輝くチューブの内に横たわっていた謎の美女のこと。主人公が回想の内で“アレ”と呼ぶ。と、ここまで書けば、彼女がPSであろうことは察せられよう。だからと言ってPSが何であるかは、(本編をみていても)少しずつしかあかされないのがシリーズの仕掛けだ。これ以上解説すると、ネタバレが甚だしくなるので、止めておこう。
ちなみに、いくらなんでも、謎の美女を“アレ”呼ばわりとは、主人公の性格破綻ぶりがうかがわれる演出である。一説に、キリコは幼少時の記憶が無く、少年兵として軍隊内で成長したために、普通人が日常的にこなす類のコミュニケーションが極端に不得手だ、とも言われる。いささか穿った見方だが、傍証となる描写は、作品内に散見される。
J.P.ロッチナ
メルクリウス軍情報部将校として登場するキャラクター。左記の持って回った書きっぷりから、裏のあるキャラであることは察せられよう。ある意味で、TV版登場人物の内、物語の秘密を最も良く知っていたキャラクターの1人。もちろん、自分の知っている秘密を軽々しく語るようなキャラではない。これ以上解説すると、ネタバレが甚だしくなるので、止めておいた方がよさそうだ。
あえて補足すると、キリコに関わってしまったために、運命を狂わされた人物の1人。TV版シリーズの狂言回しの役どころとも言える。
OVA『赫奕たる異端』では、老いてなおキリコに執着するロッチナが登場。これが実に渋い。
ブールーズ・ゴウト
個人営業のしがない武器商人。しがない、とは言っても、地方都市ではそれなりの有力者(?)だし、アストラギウス銀河の各所に妙なコネを持つやり手ではある。
キリコを利用しようと近づき、予想外のトラブルに巻き込まれる。キリコのことを「疫病神」と評す。彼の立場なら当然のセリフだが、腐れ縁は切れない。キリコに関わったため、酷い目に会う人物の1人だが、それにしては不幸になった度合いは大きくもなさそうだ。
ココナ
100年戦争で荒廃した地方都市で、ストリート・チャイルドのように暮す、したたかな戦災孤児の少女。
キリコを利用しようと近づき、予想外のトラブルに巻き込まれる。キリコのことを「恩知らず」と評す。彼女の立場なら当然のセリフだが、腐れ縁は切れない。キリコに関わったため、酷い目に会う人物の1人だが、それにしては不幸になった度合いは大きくもなさそうだ。
バニラ・バートラー
元メルキア軍の戦闘ヘリ・パイロット。軍を除隊した後、闇屋を生業にしていた。
キリコを利用しようと近づき、予想外のトラブルに巻き込まれる。キリコのことを「厄介者」と評す。彼の立場なら当然のセリフだが、腐れ縁は切れない。キリコに関わったため、酷い目に会う人物の1人だが、それにしては不幸になった度合いは大きくもなさそうだ。
ところで、TV版シリーズの登場キャラクターは、なぜかイタリア風の人名ばかりだ。なぜだろう?

メモ

商品紹介

書籍紹介

話題まとめ

チャット・ログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2006/08/20060825.html#130000
「そういえばボトムズ新作開始だそうで」
「新しい主人公がいいな」「主人公別でもいいから、キリコ出生の秘密に期待」「いっそ『青の騎士』を」「待て」
「TVシリーズは、全編が主人公の回想って作りなんだけど、よく事実誤認を回想してて、それがまた主人公のキャラクター性を浮き彫りにしてる」

レヴュー、批評の類

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