終焉メソッド
終焉メソッド The End Method
「○○の終焉」「もう○○は終わった」「○○の時代は終わりだ」と悪いところを取り上げて悲観的未来像を示すという論法。また、それにより読者・来訪者を集める話題作りの手法のこと。
関連する用語
- ○○は死んだ
- 終焉メソッドと同様の論法に流用される事がある。「○○・イズ・デッド」とも。おそらく、ニーチェの「神は死んだ」が、ソースだろう。
- 人間の終焉
- 1960年代頃からフランスで唱えられた。主要な論客はミッシェル・フーコー。主旨としては、近代西欧で理想とみなされた、「理性的で主体的な人間」という人間像が理想としては通用しない時代が来た、といった指摘。「人間の死」とも。
- 似たような主張(ややフェミニズム思潮より)は、アーシュラ・K・ル=グインもエッセイで主張していた事がある。
- 「歴史の終焉」
- アメリカの経済史家フランシス・フクヤマの著作、及びそこで主張された内容。原著“The End of History and the Last Man”は、1992年(ソ連崩壊の翌年)。邦訳書名は『歴史の終わり』(三笠書房)だったが、日本では、しばしば「歴史の終焉」として語られた。主旨としては、「国際社会において、リベラルな民主主義と資本主義が最終的に勝利し、もはや、これ以上の社会制度の改革(歴史的進歩)の必要が終わった」という主張だった。
- 冬の時代
- 「○○は冬の時代に入った」などと、同様の論法に使われることがある
- アタリショック
- アタリ社から発売されたテレビゲーム機が、ソフトの供給過剰や粗製濫造が原因で市場が急激に縮退したとされること(実際は少し違う)。飽和状態が疑われる状況で「アタリショックの二の舞」などと使う。
メモ
- 人気がでて多様化することにより質の悪化が見られたタイミングで用いると効果的。
- ツッコマビリティが高いと反論異論が殺到してたいへん盛りあがる。炎上したり。
- 社会的マーケティング最適化の一手法として使いやすい
- 終末論の一形態と考えると、不安の表出なのかもしれない。
関連する書籍
話題まとめ
チャットログ
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2006/02/20060208.html#150000
- ツンデレも終わったメソッド発動です
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2007/02/20070217.html#200000
- 「もう巨人の時代は終わった」とかですね。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2007/02/20070220.html#170000
- 「××の終焉」というタイトルで、まだ終わってないものを終わらせてる本を入れる。
blog記事
ソーシャルブックマークscuttle.cre.jp - 終焉メソッド新着
{{rss_show(http://scuttle.cre.jp/rss/all/%E7%B5%82%E7%84%89%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%83%E3%83%89)}}