眠れる人の島
反対進化と対をなすことを意識して日本で編纂された短編集。手堅い幻想怪奇小説集。
冒険小説とホラーとファンタジーが渾然としていた時代の幻想小説らしい手ざわり。
- 著
- エドモンド・ハミルトン
- 訳
- 中村融ほか
- 編
- 中村融
奇想SF短編の名手ハミルトンの傑作短編集、幻想怪奇編。楽園のような孤島に漂着した男が出会った一人の美少女。彼女は、この島のすべてが“眠れる人”の見ている夢だという…驚愕の表題作をはじめ、太古の神殿を発掘中の一隊を襲った幻想的な事件を描く「蛇の女神」、見つめることで相手を病気にし殺すことさえできる力を持つ一族との闘い「邪眼の家」など5編を精選して収録。
収録作
- 蛇の女神
- 封じられたティアマトの真実に関る幻想的な話。
- 眠れる人の島
- 孤島に辿りついた漂流者のみたものとは。
- 神々の黄昏
- 現代人と北欧神話を絡めたラグナロクもの。
- 邪眼の家
- 邪眼の持ち主とオカルト対策を専門とする博士の戦い。
- 生命の湖
- アフリカ奥地にあるという不老不死の水を求める探検隊の秘境探検小説。
用語や登場人物
- 用語や人名
- 解説