一行ノウハウ
一行ノウハウ One Line Know-How
#もの書きの過去ログには、たくさんのアドバイスが埋もれています。話の焦点があっちこっちに流れて、話題まとめとして整理しにくいことも多いので、有用な言葉を拾ったり手を入れたりして「一行で書かれたノウハウ」として列記して行きましょう。語り部日報の話題要約から拾うのも良いでしょうね。
増えたら分類して分割したり、気が向いたら詳細を書いたりすると良いですね。
一行ノウハウ
- 設定やネタを重ねていった先に作品があるわけではなくて、作品を書くにはどうすればとゆーところから、設定やネタを考えていくわけでな
- 特定のヒロインが好感をもつ理由をきちんと演出する
- 「いかにして書くか」の部分が小説においていちばん大事だ
- 作者にとって魅力的だと感じるような登場人物にすると書きやすい
- 「こんなときにあいつならどうするか」とか思い付きやすいのが良いキャラクター
- 「なぜそのような行動をしているのか」読者に伝わるように書く
- 読者に誤解されることを防ぐためには、不要なことは書かない
- 小さななぜを提供して、解決しと疑問を提供しつづけて読者の興味を引きつける
- 読者が疑問に感じるであろうことには、きちんと答える
- あなたの友人を紹介するように「エピソードを交えて」紹介する
- 必要性や印象づけたいイメージなどから「そこに必要な描写を一つだけ選ぶ」
- 問題意識を持って良作を読み返す
- 逃げ道を見つけたら弱くなる
- 自分の心理を分析して、表面上のキレイゴトや理想の奥にある、どろどろとしたものまで見て、分析しろ、そしてその部分もキャラに写し取れ。
- 新人賞に応募するなら半年前に書き上げて、他人に読ませて修正を繰り返すべし。
- 作者の都合だけでキャラを動かしている部分を探して、修正しよう。
- 行動には、登場人物の過去や経験と矛盾しない、積極的な理由を作るべし。「そうする理由がない」行動が一番まずい。
- あなたは言葉が読者にもたらすイメージまで考えて、吟味して書いていますか。
- 誰が、何を求めている話なのか。
- 物語の冒頭で、世界の全てを示さねばならない
- キャラのために世界があって、世界のために設定がある。設定のつじつまをあわせるために世界がおかしくなっては意味がない。
- 著者として、その作品で主人公に、何をさせたいのか考える。
- アドバイスされたら鵜呑みにせずに理由をきちんと聞いて納得しよう。
- あまりよく知らないことを設定に使うのは危険だ。理解していないものを「書こう」とする根性はアマチュアのうちに捨てよう。
- なぜこの舞台で、なぜこの主人公なのか、理由を考えてありますか?
- 今の自分の知識を元に判断する半可通が「こんなことできない」の罠に落ちる。
- 登場人物とその会話が浮かばないような設定づくりは自己満足に過ぎない。
- 気を引くけど、展開が地味になりそうなネタはすぐに自分で潰す、という手もある。
- 「このセリフは面白かった」とか「このキャラの反応はウケた」「キャラがこういう行動をとった時の、この地の文は笑えた」などを、なぜ、どのような表現が、そう感じさせたのかを分析する。
- 冒頭が、伏線として、心象として、事実説明として、話の根本として、作品全体のトーンを示すものとして、すべて機能し、そこのことが読み終えた時に腑に落ちるように組み立てられていると満足感がある。
- 「作家になってこれを書きたい」というものは、(たくさん)ありますか?
- 登場人物が読者に好かれるかは、設定ではなく表現の問題だ
- べからず集はわかりやすいけど、それを守れば成功するというわけではない
- 熱意と積極性と探求心と好奇心と理解力があったうえで、さらに特徴が必要だ
- まず他人にわかる文章を書けるようになるべし。
- まず「完成したイメージ」を頭に抱く。「完成したイメージ」があやふやなままだと、決して良いモノにはならない。
- どんなキャラクターが出したいのか具体的に会話など含めて言語化してみよう。
- 文章は「書いて」初めて上達するんだ。
- 個々の作品のパロディではなくシチュエーションのパロディはしっくりくる
- 主人公自身の心の闇を具現化した相手の出来が悪いと作品そのものが駄目になる
- 友も敵も勝利も敗北も、すべては「主人公の身の回り」でないと印象が弱い。
- 物語の中のキャラを殺すのなら、そのキャラを殺す責任を作者が取るべし。
- 物語に不要なキャラが存在する余地はない。
- 目一杯感情移入させて、大事にしたキャラを、土くれのごとく投げ捨て泣かせる
- キャラの今後をあれこれと読者が期待し思い描いたからこそ死に衝撃がある
- 「ぬるい話」が書きたければ血反吐をはく思いで「ぬるさ」を追求するのだ
- 「こいつはこんなモノを書く」というのがないと顔の繋げようもない
- 「何をしてきたか」と「何をしようとしているのか」が人間の利用価値を決める
- 「なにを書きたいか」は、まず「こんなキャラを出したい」から
- 簡単に読めるから、簡単に書ける、と勘違いしちゃいけない
- キャラを立てるのは、別に変わってる必要は無く、他人と違っていればいい
- 「コンビニに弁当を買いに行った」ということに枝葉をつけてエッセイにするような、何の変哲も無い、普段の行動に枝葉をつけて書く練習を一ヶ月続けてみよう。描写能力を鍛えてみよう。
- エッセイは作者の目から見た「事実」を作者の心象で切り取って見せたものである。
- 書くことを意識して見ることが、まず訓練になり、意識改革になる。
- 隠すことで妄想させて、明かして落ちを作るという「相手を楽しませる話法」がある。
- 強弱を比較するには、何が強いか弱いかが問題となる
- お話としては弱い側をいかに勝たせるかに説得力を持たせるのが大事
- 痛いのイヤ、とか苦しいのイヤ、というのは読者だけが言える特権だ
- 嫌なこともきちんと見つめているから、それを取り除いた作品が書ける
- 本当に好きな、心酔する作品は、完全に自分のものになるまで寝かせておこう。
- 「既に何かを喪った人間の痛み」は読んでいてあんまり恐くない。
- 悪いやつに魅力がないと主人公の魅力も出てこない
- 短所から(一時的な)長所を引き出してみる
- ヒロインがやるべき事を他のキャラにさせるとサブヒロインのほうに人気が出がち
- 「コイツの心の中にどれだけ他人の分があるのかな?」と考えてキャラクターを作る
- 「前に書いた情報」を入れる場合は、プロット段階でいれとかないと駄目
- 「他人を必要としない」系のキャラクターを大ボスとして使うと、その地位にある必然ゆ立ち向かったときのカタルシスを産みにくい。
- 見るもの読むもの、そのすべての物を「物語」にしてしまう能力が作家には必要。
- 日常そのものが「物語になりえる」だけのキャラを出せば、いくらでも話が続く。
- この作品の面白いポイントはどこで、読者はどこで喜ぶ? という質問に耐えられる作品となっているか。
- 深読みできるのはいいが、深読みさせられるのは苦痛となる。
- その場のすべてを伝えることではなく、そこにあるエピソードを伝えることが大事。
- 「状況を伝える」機能と「話を進める」機能を上手く融合させる。
- 情景が多いだけでも、足りなくても、読んでいて「光景」が思い浮かばない。
- 読者の持つ小さな疑問には手早く回答を出さないと、放棄される。
- 一般人の目から見た各舞台を掌編で書いて世界を固めてみよう
- なぜそういう指摘をされたのかを考えないで小手先で言われた所を直すと歪むだけ
- 自分が書いたものの善し悪しを自分で判断できないようでは、改善できない
- 「自分の」ではなく「相手の」知っているものに置き換えて例えるべし
- 設定は、物語の中に「問題を生じさせる」ために使うべきだ
話題まとめ
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2005/11/20051102.html#020000
- これの後半、そのままWikiって一行ノウハウ集になるかも。
- http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2005/11/20051102.html#090000
- それこそ「1LineKnowHow」ってページ作る?