ムジカ・マキーナ
ムジカ・マキーナ Musica Machina
西暦1870年のオーストリア、フランス、プロイセン、ドイツ、イギリス、ボーヴァルを舞台としたSF小説。
- 著
- 高野史緒
1870年のヨーロッパ、音楽を絶対的な快楽に変える麻薬〈魔笛〉と、人々を恐怖に陥れる音楽機械をめぐって貴族、音楽家、興行師たちが暗躍の果てに見たものは? ニューエイジに贈る世紀末冒険小説。
用語や登場人物
用語
- ボーヴァル王国
- ヨーロッパの小国家。謀略と知略、精密な情報網を生存武器とする。
- ステラ・マリス大聖堂
- ボーヴャル王国の都市サンルイに存在する大聖堂。
- 魔笛
- ツァウベルフレーテ。ウィーンで流行中の陶酔感をもたらす薬品。
登場人物
- フランツ・ヨーゼフ・マイヤー
- ウィーン・フィルの若き指揮者。
- ベルンシュタイン公爵
- ベルンシュタイン公国の君主。
- グザヴィエ
- ベルンシュタイン子飼いの情報屋。
- ブルックナー教授
- フランツの師匠でウィーン音楽院の教授。超絶オルガニスト。
- マリア
- 孤児の少女。フランス語訛りのドイツ語をしゃべる。
- ジルベール・サンクレール
- ボーヴァル王室付きオルガン技師。
- ウェストサーム男爵セントルークス卿
- 英国貴族。