ファム・ファタル
ファム・ファタル femme fatale
「運命の女」という意味のフランス語。
性的な魅力で男を翻弄し、破滅させる魔性の女。単に翻弄することを楽しむというよりは、目的があって男たちを誘導するのが基本。
自覚的な悪女が主体だが、無自覚に翻弄する女性もファム・ファタルと呼ばれがち(おそらく日本ではということ)。
旧約聖書士師記のデリラ、アーサー王伝説のモルガン・ル・フェイ、カルメンらが典型的。機動戦士ガンダムSEEDのフレイ・アルスターはファム・ファタルと言っていい。
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メモ
- フェミニズム文学論的考え方によれば「男性が理解不能な女性の魅力に勝手に翻弄された挙句張るレッテル」となる
- 男たちは、彼女と出会うことでそれまでの人生を狂わされ、大きな混乱の中に叩き込まれる。それが組織や国家の運命を揺るがすことも多い。
- 彼女との恋愛にどう対処するかがセントラルクエスチョンになりやすい。
- いわゆる小悪魔キャラとの違いは、対処を間違って痛い目にあうだけでなく、人生の破滅、場合によっては組織や国家まで道連れにできるかどうか。
- 作中ではよく、清純な少女や苦境の乙女と対置され対立を演じる。