“お粥のお題 別アプロチ1/ 初歩者”講評
お題『寝込んでいるところに彼女がおかゆを作りに』に寄せられた作品についての講評です。
該当作品
講評
[ENOKINO] 別アプローチ1はなんというか、新興宗教ものでした(w
[CHOBOJA] はい。
[CHOBOJA] (……)
[ENOKINO] うーむ、冒頭のモノローグの重さを読んでいると、結構身構えてしまうんだけど
[AKAgane] 実のところ、どうオチるのか
[AKAgane] 最後までわからないのですやな
[ENOKINO] 途中から軽くなって、どう落ちるのかふわふわし始めて
[AKAgane] 何か、途中で考え、考えながら先をつないでいる感じでしょうか
[ENOKINO] この、お姉さんの身の上とか聞いてるから、そっちに走るのかと思うと
[AKAgane] 最初からこのオチに結びついて書かれていない感じです
[ENOKINO] いきなり宗教の契約の話になって
[CHOBOJA] なるほど。
[V-zEn] CHOBOJAさんの作品には、こういう、途中からの揺れ、印象の変更などが散見されるように思いますが、いかがでしょうか。
[ENOKINO] 最後にセールスマンで終る
[ENOKINO] 何が描きたいのか、わかってないというか
[ENOKINO] アレもこれも書きたいのだろうなあ
[AKAgane] 絞り込みが不足してる感じですねえ
[miburo] 出だしの雰囲気なんかはかなりぞくぞくしますね。
[ENOKINO] 最初は風邪をひいている自分の大変さ
[miburo] この方向で進めてスパッと切れるオチがあれば。
[ENOKINO] それで玄関間で行く間の描写は、なかなか上手い
[ENOKINO] 何が起こるんだろうという期待がもてる
[ENOKINO] んでもって女の人が出てくる
[AKAgane] この方向でいくとなると、本人が死ぬ死ぬ、もう死ぬみたいな描写が延々と続いて、実は普通に夏風邪だったとか
[AKAgane] 何かあると「もう俺は死ぬんだ」みたいな感じで
[ENOKINO] 読者の興味は女の人に行くのだが、ここで作者は、ふと女の人から視線を逸らす
[ENOKINO] 視線を外す
[AKAgane] そのへんで、もう何が重要なのか、何が書いてあるのかがわからなくなってきますなぁ>視線をはずす
[CHOBOJA] なるほど……
[ENOKINO] その先に何があるんだろうと思うと
[ENOKINO] よくわからない(w
[CHOBOJA] あれか。
[ENOKINO] とりあえず「風邪をひいている」状況は書きました、んでもって女の人を出しました、お粥を作ってくれました
[ENOKINO] さて、どうしよう? (w
[AKAgane] ああそれだ
[AKAgane] なんというか、三題噺でなんかやれ、と言われて
[AKAgane] とりあえず言われたものは出したとゆー感じか
[ENOKINO] 言われたことはやりました、どうでしょう? という雰囲気だな
[ENOKINO] お約束を使いこなすと言う目的からはちと離れてしまった感じがある
[AKAgane] こう、あれですよ。編集さんが「このへんで、読者サービスでパンツ出しましょうよ」「わかりました。はい、パンツ、と」とゆー感じか。
[miburo] わはは
[ENOKINO] お約束はつかいたくない、だけど、条件はクリアしたい、ともがいた結果みたいな感じだな
[CHOBOJA] む……
[CHOBOJA] いや、そういうことはないのですが……
[CHOBOJA] 大体三つくらいの「足りない」話があって、纏めてないのが理由かと。自分では思っております。
[ENOKINO] さっきの別アプローチ3はお約束を使いこなそうとしている部分が見えるのだけど
[ENOKINO] これは、なんと言うか意図的に排除しているように見えるよ?(w
[CHOBOJA] む。無意識的にそういうのはあるかもしれません。
[CHOBOJA] 3が実は最初に書かれてて、
[AKAgane] とゆーか、ちょぼさんてきには、「何の意図をもって」これを書いたのでしょうか
[ENOKINO] 「そんなものつかわなくたってやってみせる」という気負いというかなんというか
[CHOBOJA] アレが叩かれたというのが
[CHOBOJA] ちょっと理由になるかも。
[kannna] チャットで、ですね。多分<叩かれた
[AKAgane] 何が書きたかったのか、はっきりせんのですよ
[ENOKINO] 意図が見えないな確かに
[CHOBOJA] はい。
[CHOBOJA] 「死の危機を助けてくれた人が実は物凄く性質の悪いひとだった、しかも俺は巻き込まれるのがいやじゃない」
[CHOBOJA] と言った話ですね。
[miburo] 美人局エンド。
[AKAgane] まってまってまって
[AKAgane] それは意図とゆーよりは、書いてあるそのまんま
[CHOBOJA] 場面ごとに切れば意図を説明できますけど。
[AKAgane] えーと、それではこー
[CHOBOJA] まあ、まずは落差によるギャグ。。ですかね。
[AKAgane] 読んだ読者をどうしたかったのかーですやな
[AKAgane] ああなるほど
[AKAgane] 笑わせたかった?
[CHOBOJA] はい。
[kannna] 美人局エンドを、これもいいものだ、的に読者に伝えたいのか、それとも……、と言ったところでしょうか?<意図が見えない
[ENOKINO] 困った
[ENOKINO] どこを笑おうか悩む
[CHOBOJA] まあ、後の部分の展開はそうでもない気がしますけど。
[AKAgane] うーむうーむ
[kannna] >まあ、こういうのも悪くない。俺は、この冗談みたいな状況に、暫く付き合ってみることにした。
[AKAgane] 一番、使えそうなのは、やっぱ「いい人に見えて、ヒドイ人」方向か
[ENOKINO] そう思うのなら、ちと笑いの路線は考え直した方がいい
[AKAgane] この場合、あれだなぁ、女性を最初から最後まで天然にして
[ENOKINO] きっと、感性が人と違う部分にある
[kannna] と書いてありますけど。そう、冗談みたいな状況とも思えないですね。よくある状況のような。
[AKAgane] こう、主人公がツッコミまくる感じで
[ENOKINO] うん、冗談みたいには見えないのだ
[AKAgane] 「この薬はよく効くんですよ」「へえ」「導師様の黄金水ですから」「ぶばーっ」とかこういうのが延々と続くのりで
[ENOKINO] なぜなら冗談に見えるように書いてない
[kannna] あっはっは<ぶばーっ
[ENOKINO] 不条理さがないのだよ
[CHOBOJA] なるほど。
[ENOKINO] 実に論理的に話が進むんだ
[ENOKINO] そこに飛躍が無い
[V-zEn] あと、上で本人も言ってますが
[ENOKINO] あっても、段差程度で、簡単に乗り越えることが出来る
[V-zEn] 01:13 <CHOBOJA> まあ、後の部分の展開はそうでもない気がしますけど。
[miburo] 主人公が割と常識的なんですよね
[miburo] リアルにありそうな反応
[V-zEn] という所で、こう、笑い一本で通しているわけではない、ようにも思います。どこかでブレーキをかけているのではないでしょうか。
[AKAgane] ヒロインの言動が微妙に飛んではいますが、主人公が「やばそうなので触れないようにしよう。早く帰ってくれないかなぁ」な感じですな
[ENOKINO] 後段の部分の飛躍も、実にささやかなんだ
[AKAgane] よって、不発に終わる
[ENOKINO] 笑いと言うのは、とんでもない格差を引っ張り出すところから生まれるわけだから
[ENOKINO] 「ねえ、教えてよ、本当はこのクラスに好きな女の子がいるんでしょ」「いねえよ」「じゃあ好きな男の子がいるのね!あんたってそういう趣味なのね!」
[ENOKINO] 早とちりの女の子と言うキャラならこういう論理の飛躍で笑いに持っていける
[ENOKINO] さっきのakagane師匠の「導師さまの黄金水」あたりも同様ののりだね
[CHOBOJA] なるほど。。
[AKAgane] うーむうーむ。笑う系はですな、こう、基本は書いている側もにやにやと笑いながら「ぷぷぷ、これは面白いぜ」とゆー感じでいくのがイイと思いますよ。
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