星の王子さま

星の王子さま ( Le Petit Prince )

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ

書誌情報

  • 岩波少年文庫
  • 講談社英語文庫

新訳

星の王子さま ちくま文庫

石井洋二郎

星の王子さま 平凡社ライブラリー

稲垣直樹

子どものための本。おとなのための本。子どもの目線を借りた大人批判の物語という複雑な意図をもつ奥行き深い名作。もしサン=テグジュペリがこの物語を直接日本語で書いたならば…。そんな著者の息づかいまでも伝わる定番訳。

「新」訳 星の王子さま(コアマガジン)

辛酸なめ子

世界中で愛される古典『星の王子さま』を、人気マンガ家・エッセイストの辛酸なめ子が翻訳しました。 本書のタイトルは『「新」訳 星の王子さま』。 ただの〈新訳〉でなく、〈「新」訳〉なのは、辛酸なめ子がその独自のセンスで大胆に翻訳しているからです。 絵も多数、辛酸なめ子が描きおろしています。 笑えて、しかも泣ける、まったく新しい星の王子さまの誕生です!

星の王子さま 集英社文庫

池澤夏樹

池澤夏樹の新訳による永遠の名作刊行。 砂漠に不時着した飛行士の前に、不思議な金髪の少年が現れ、次第に彼の事情も明らかになる。バラの花との諍いから住んでいた星を去った王子さまは、いくつもの星を巡った後、地球に降り立ったのだ。

小さな王子さま

山崎庸一郎

心で見なくちゃよく見えない。大切なことは目には見えないんだよ…。サン=テグジュペリの小説世界を品格ある日本語で届けてきた山崎庸一郎による新訳。物語にかくされた秘密を読み解くヒントを、図版入りの註として付す。

星の王子さま 新潮文庫

河野万里子

小さな星の王子さま

春秋社

河原泰則

サン=テグジュペリの不朽の名作を、第一線で活躍する音楽家が新たに翻訳。推敲と彫琢を重ねた、美しい果実のような珠玉の物語。原作の持つ音楽的な響きを伝える、フランス語原文朗読と音楽のCD付き。

星の王子さま

ポプラポケット文庫

谷川かおる

砂漠に不時着したぼくの前に、「ねえ、ぼくに羊を1匹描いてよ」という不思議な男の子が現れた。彼は、小さな星の王子さまだった−。生きる意味を問いかける永遠の名作。

ちいさな王子

光文社古典新訳文庫

野崎歓

気鋭のフランス文学者・野崎歓による意欲的な新訳。すでに10種を超える翻訳が試みられた作品だが、新訳ではタイトルをあえて原題に忠実に「ちいさな王子」とする。おとぎ話調、童話調を捨て、作品本来の、飾り気のない乾いた文体を採用した。作家・サン=テグジュペリの温もりある言葉が心に届き、王子との「別れ」を鮮烈に描き出すことに成功。大人に贈るたいせつな物語。本当の王子にやっと出会える。

関連書

『星の王子さま』を読む

八坂書房

永遠の名作「星の王子さま」のガイドブック。本の誕生経緯から物語の構造、著者がもっとも伝えたかったことまで、詳細なテキスト分析と文献渉猟による解説を行う。英・仏語版の比較と変遷など、マニアックな情報も収録。

星の王子さま☆学

慶応義塾大学出版会

「星の王子さま」は、深いメッセージや問題を秘めた「心の救済の物語」だった!? 名作の謎に迫った入門書。数々の翻訳を参照した「小事典」や、作品を理解するためのサン=テグジュペリのミニ伝記も掲載する。

「星の王子さま」を哲学する

甲田純生

いつのまにか、「たいせつなこと」が見えなくなってしまった大人たちへ−。「星の王子さま」にちりばめられた、汲めども尽きせぬ哲学的エッセンスを読む、「文芸批評」というスタイルをとった「哲学入門」。

星の王子さまの世界

中公文庫 著:塚崎幹夫

「星の王子さま」で学ぶフランス語文法

大修館書店

三野博司

名作「星の王子さま」の物語をたどりながら、フランス語文法が学べるテキスト。ストーリーを40のユニテに分け、名詞の性・数から接続法、語法まで段階を追って解説。フランス語の初級文法を網羅的に学習できます。

『星の王子さま』を学ぶ人のために

世界思想社

マリーズ・ブリュモン
三野博司

「星の王子さま」を名作古典として読み、哲学や思想史、宗教、とくに物語論を駆使してこの名作の「神秘」のいくつかを明らかにするとともに、文学作品一般の読解方法についても解説する。

話題まとめ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2002/12/20021212.html#210000の前
星の王子様は、甥っ子にクリスマスプレゼントとして本をあげたことはある。一時間半もあれば読み終わるので、割と早起きして読んだりすると気分よい。『星の王子さまと野菜人格』とか、色々わけのわからない本が出ている。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2003/05/20030501.html#190000
中国の出版物を管理する国家新聞出版署が推薦する96冊の一つが『星の王子さま』だった。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2005/05/20050526.html#090000
「星の王子さま」のタイトルを使うなとの主張について。星の王子さまの商標を探してみる。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2005/06/20050614.html#130000
倉橋由美子さん死去。「星の王子さま」新訳が最後の仕事らしい。

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