バカとテストと召喚獣

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学園コメディ。

第8回エンターブレインえんため大賞小説部門編集部特別賞受賞作。バカテスの略称あり。

井上堅二

用語や登場人物

吉井明久
主人公にして筋金入りのバカ。《観察処分者》とされている。本人は「頭がいいのに周囲はそれを認めてくれない」と思っている。瑞希や美波など女性・男性問わず多数にモテモテだが、玲による過激なスキンシップで育ってきた過去もあって他人の思いに鈍感
坂本雄二
Fクラス代表で明久の親友。幼少時には神童と呼ばれるほどだったが、今は見る影もない。自分の興味を引く事以外は無気力無関心だが、一度やる気になると過去神童と呼ばれた才能が動き出す。
姫路瑞希
美人で巨乳で学年二位の頭脳を持つが病弱でクラス分け試験で中途退席したためFクラスに。殺人料理の達人。明久とは両片思い。
島田美波
ドイツからの帰国子女で漢字がほとんど読めないためにFクラスにいる。貧乳でツンデレ。明久になにかと暴力をふるうが本当は好き。
土屋康太
テンプレート:rb(寡黙なる性識者,ムッツリーニ)の異名を持つ、というか「ムッツリーニ」としか呼ばれない。保健体育以外はからっきし。盗聴・盗撮・侵入が得意で、盗撮で得た写真を裏で販売している。ただし本人はウブでちょっとしたことですぐ鼻血を出してしまう。
木下秀吉
爺言葉だが見た目は小柄で可憐な美少女(の男の子)。Fクラスで数少ない良識の持ち主。Aクラスに双子の姉がいる。演劇に入れ込み過ぎて学業がおろそか。
霧島翔子
Aクラス代表(=学年一の頭脳の持ち主)。雄二と結婚するためさまざまな画策を行い外堀を埋めた。
久保利光
Aクラスの生徒。進級試験で学年次席だが瑞希が途中退席したため。メガネがトレードマークな「典型的なAクラス男子生徒」。…だったのだが実は明久に好意を持っている。
木下優子
秀吉の双子の姉でAクラスの生徒。二卵性双生児だが容貌はそっくり。学校では「明るく品行方正の優等生」だが家では下着姿で過ごし弟に関節技を仕掛けるなどズボラで凶暴。
工藤愛子
Aクラスの生徒。明久にセクハラをしかけるなど性に対してあけっぴろげ。ムッツリーニと気があっている。
清水美春
Dクラスの生徒。美波に惚れており、明久殲滅を誓っている。
藤堂カヲル
学園長で試験召喚システムの開発者。教育者というより研究者(マッドサイエンティスト)の傾向が強い。
西村宗一
生徒指導担当で1巻最後でFクラス担任になった。あだ名は「鉄人」。
吉井玲
明久の姉で、ハーバード大学卒業でスタイル抜群の美女。明久のことが好きすぎて、異性と手をつなぐことすらも禁じるほどの独占欲の持ち主。スキンシップは過激で暴力にしか見えない。

用語

試験召喚システム
化学とオカルトと偶然により完成した、召喚者をデフォルメした召喚獣を呼び出すシステム。文月学園以外の場所では立つことができない。システムの利用には教師の立ち会いが必要で、立ち会った教師の担当教科の点数で強さは比例する。基本的に召喚獣以外のものには触れることができないが、教師と観察処分者は物理干渉能力を持つ。
試験召喚戦争
試験召喚システムを用いたクラス対抗戦。上位のクラスに勝った場合、下位のクラスは上位クラスから設備を奪える。下位のクラスが負けた場合は設備が1段階下がる。
観察処分者
教師の雑用係。バカの代名詞。要するに明久のこと。
用語や人名
解説

メモ

  • エロにたよらず、暗くもならず、メタにも走らない、清く正しいラノベ。

書誌情報

ファミ通文庫

バカとテストと召喚獣

バカとテストと召喚獣 2

バカとテストと召喚獣 3

バカとテストと召喚獣 3.5

バカとテストと召喚獣 4

バカとテストと召喚獣 5

バカとテストと召喚獣 6

バカとテストと召喚獣 6.5

バカとテストと召喚獣 7

バカとテストと召喚獣 7.5

バカとテストと召喚獣 8

バカとテストと召喚獣 9

バカとテストと召喚獣 9.5

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バカとテストと召喚獣 公式ファンブック バカテ通

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商品情報

CD

ラジオCD バカとテストと召喚獣 文月学園放送部

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OVA バカとテストと召喚獣 〜祭〜

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DVD

話題まとめ

チャットログ

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2007/03/20070330.html#100000
各章で簡単な問題が出されて、それに対する登場キャラの答えと、先生のコメントが書いてあるのがあったけど、先生のコメントがいいツッコミになっていて、爆笑しました
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2007/05/20070511.html#230000
「バカとテストと召喚獣2」。1巻と同様、笑いのテンポがいいのでサクサク読めた。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2008/02/20080208.html#210000前後
「バカとテストと召喚獣 3.5」今回も見事にバカしてました。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2008/04/20080406.html#160000
主人公の鈍感属性って、気をつけないと「鈍感にもほどがある」って思いがちだけど、バカテスの場合「明久だからしょうがないな」と思ってしまう罠。「明久だから〜」と思ってしまう時点で、作者の作戦勝ち
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2008/06/20080601.html#010000
「バカとテストと召喚獣 4」読み読み。今回はなかなかタクティカルだった。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2008/10/20081027.html#190000
『バカとテストと召喚獣』は、かなりの部分を、「読者と作者の間の暗黙の了解」に頼っておる。書かなくていいことをごっそり削っておるので、するすると読める。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex1/2008/12/20081202.html#230000
「バカとテストと召喚獣 5」。作者が明らかに「俺は今輝いている」モード。姉と勉強会だけで一冊ころがして、それで面白いという一冊。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2008/12/20081231.html#160000
2,3,3.5一気に。うまいなあ、本当にネタの織り込み方がうまい。緩急の調子もほどよいし、ほぼ一ページに一つはネタが織り込まれてることもよい。盛り上がったとこで一番バカを持ってくるなど、見事です。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2009/01/20090105.html#160000
書き手の視点で読むと、驚くほどに技巧が高い。見事なまでの「スキ」使いですね。「しむらー、後ろ後ろー」のワザを巧のレベルにもっていっております。分かっていても、つっこんでしまう。読者を手玉にとるための、押して引いて崩す流れが確立しております。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2009/01/20090122.html#190000
お姉さん「バカな子ほど、可愛い、と」>「認めろ明久、この人ほどお前を愛している人はいない」>「ウチだって、アキのこと、世界で一番バカだと思ってるわよ!」>「私だって、明久君以上にバカな子はいないと確信しています!」 の流れは、もう見事の一言だよなぁ。主人公モテモテなのに、どう考えてもうれしくない

書評

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