「東映スーパーヒーローフェア」とは、東映が、実写特撮の変身ヒーロードラマ3本を、まとめて劇場公開した、興行のタイトル。
1990年に、旧「東映まんがまつり」が、「東映アニメまつり」(春季)を経て、「東映アニメフェア」(夏季)に移行。
3年後の1993年から開催されるようになったのが「東映スーパーヒーローフェア」。
1993年〜1995年に年1度ずつ。いずれも「映画オリジナル作品50分を1本」「TV番組の映画版25分を2本」という構成だった。
旧「まんがまつり」では、アニメだけでなくマンガ原作の児童向け特撮ドラマ、及び、コミック化作品が、児童向けテレビ雑誌に掲載されていたドラマも併映されていた。
「まんがまつり」が「アニメフェア」に移行した後、やや遅れて特撮映画のイベントがスタートした形になる。
なお、旧「まんがまつり」では、特撮ドラマも、アニメ同様、劇場用新作とTV版のブローアップ編集編の双方が上映された。「スーパーヒーローフェア」では、劇場用新作のみが公開された。
後、2001年に公開された『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』、『劇場版 百獣戦隊ガオレンジャー 火の山、吼える』以降の、スーパー戦隊シリーズと仮面ライダーシリーズの2本立て上映は、「スーパーヒーローフェア」のイベント名は冠されなくなったが、興行スタイルの面で後継イベントとも見れる。
興行リスト
1993年
1993年4月17日公開
1994年
1994年4月16日公開
1994年
1995年4月15日公開
- 『人造人間ハカイダー』
- 『超力戦隊オーレンジャー』
- 『重甲ビーファイター』
関連する用語
- 東映まんがまつり
- 東映が、アニメや子供向け映画を複数本まとめて夏休みなどに劇場公開した、興行のタイトル。1964年から類似形態の興行が催され、1969年の夏季から「まんがまつり」として継続的に興行。
- 1980年代の途中から、実写特撮映画が上映されずアニメだけの興行になるイベントも断続。1990年以降「東映アニメフェア」に。
- 東映アニメフェア
- 東映が、アニメ映画を複数本まとめて夏休みなどに劇場公開した、興行のタイトル。1990年〜2002年まで継続興行されていた。(2009年10月に「とびだす! 3D東映アニメまつり」が単発的に催された)
「東映アニメフェア」は、1990年春季に興行された「東映アニメまつり」の後継イベント。同年夏季に「東映アニメフェア」と改称された。さらに遡れば、「東映まんがまつり」の後継イベントになる。 - 関連する用語
- 解説