「東映アニメフェア」とは、東映が、アニメ映画を複数本まとめて夏休みなどに劇場公開した、興行のタイトル。1990年〜2002年まで興行されていた。
(2009年10月に「とびだす! 3D東映アニメまつり」が単発的に催された)
「東映アニメフェア」は、1990年春季に興行された「東映アニメまつり」の後継イベント。同年夏季に「東映アニメフェア」と改称された。さらに遡れば、「東映まんがまつり」の後継イベントになる。
興行リスト
東映アニメまつり
1990年春季興行
1990年3月10日開催
- 『ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ』
- 『悪魔くん ようこそ悪魔ランドへ!!』
- 『魔法使いサリー』
東映アニメフェア
1990年夏季興行
(東映アニメフェア'90夏 鳥山明 THE WORLD)
1990年7月7日開催
- 東映アニメフェア'90夏 鳥山明 THE WORLD
- 『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』
- 『Pink みずドロボウあめドロボウ』
- 『剣之介さま』
1991年春季興行
(東映アニメフェア'91春)
1991年3月9日開催
- 東映アニメフェア'91春
- 『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』
- 『まじかる☆タルるートくん』
1991年夏季興行
(東映アニメフェア'91夏)
1991年7月20日開催
- 東映アニメフェア'91夏
- 『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』
- 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』
- 『まじかる☆タルるートくん 燃えろ! 友情の魔法大戦』
1992年春季興行
('92春東映アニメフェア)
1992年3月7日開催
- '92春東映アニメフェア
- 『ドラゴンボールZ 激突!! 100億パワーの戦士たち』
- 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 起きあがれ!! アバンの使徒』
- 『まじかる☆タルるートくん すき・すき タコ焼きっ! 』
(本来のタイトル表記では、「すき・すき」にハートマークが続く)
1992年夏季興行
('92夏東映アニメフェア)
1992年7月11日開催
- '92夏東映アニメフェア
- 『ドラゴンボールZ 極限バトル!! 三大超サイヤ人』
- 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ぶちやぶれ!! 新生6大将軍』
- 『ろくでなしBLUES』
1993年春季興行
('93春東映アニメフェア 鳥山明 THE WORLD 2)
1993年3月6日開催
- '93春東映アニメフェア 鳥山明 THE WORLD 2
- 『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!! 熱戦・烈戦・超激戦』
- 『Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ! ペンギン村はハレのち晴れ』
1993年夏季興行
('93夏東映アニメフェア)
1993年7月10日開催
- '93夏東映アニメフェア
- 『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!! ぶっちぎりの凄い奴』
- 『Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ! ペンギン村より愛をこめて』
- 『幽☆遊☆白書』
(『幽☆遊☆白書』はスタジオぴえろ製作作品)
1994年春季興行
('94春東映アニメフェア)
1994年3月12日開催
- '94春東映アニメフェア
- 『ドラゴンボールZ 危険なふたり! 超戦士はねむれない』
- 『Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!助けたサメに連れられて・・・』
- 『スラムダンク』(劇場版)
1994年夏季興行
('94夏東映アニメフェア)
1994年7月9日開催
- '94夏東映アニメフェア
- 『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!! 勝つのはオレだ』
- 『Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ!! わくわくハートの夏休み』
- 『スラムダンク 全国制覇だ!桜木花道』
1995年夏季興行
('95春東映アニメフェア)
1995年3月4日開催
- '95春東映アニメフェア
- 『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!! 悟空とベジータ』
- 『スラムダンク 湘北最大の危機!燃えろ桜木花道』
- 『ママレード・ボーイ』
1995年夏季興行
('95夏東映アニメフェア)
1995年7月15日開催
- '95夏東映アニメフェア
- 『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!! 悟空がやらねば誰がやる』
- 『スラムダンク 吠えろバスケットマン魂!! 花道と流川の熱き夏』
- 『NINKU -忍空-』
(『NINKU -忍空-』はスタジオぴえろ製作作品)
1996年春季興行
('96春東映アニメフェア)
1996年3月2日開催
- '96春東映アニメフェア
- 『ドラゴンボール 最強への道』
- 『ご近所物語』
1996年夏季興行
('96夏東映アニメフェア)
1996年7月6日開催
- '96夏東映アニメフェア
- 『地獄先生ぬ〜べ〜』
- 『ゲゲゲの鬼太郎 大海獣』
1997年春季興行
('97春東映アニメフェア)
1997年3月8日開催
- '97春東映アニメフェア
- 『地獄先生ぬ〜べ〜 午前零時ぬ〜べ〜死す!』
- 『ゲゲゲの鬼太郎 おばけナイター』
- 『花より男子』
1997年夏季興行
('97夏東映アニメフェア)
1997年7月12日開催
- '97夏東映アニメフェア
- 『地獄先生ぬ〜べ〜 恐怖の夏休み!! 妖しの海の伝説』
- 『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急! まぼろしの汽車』
- 『キューティーハニーF』
- 『たまごっちホントのはなし』
1998年
1998年は東映アニメフェアは開催されなかった。
3月『銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー』開催 。
7月、実写映画『新生トイレの花子さん』『ズッコケ三人組怪盗X物語』開催。
1999年春季興行
('99春東映アニメフェア)
1999年3月6日開催
- '99春東映アニメフェア
- 『ドクタースランプ アラレのびっくりバーン』
- 『遊☆戯☆王』
- 『デジモンアドベンチャー』
1999年夏季興行
('99夏東映アニメフェア)
1999年7月31日開催
- '99夏東映アニメフェア
- 『ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!』
- 『スーパードール★リカちゃん リカちゃん絶体絶命! ドールナイツの奇跡』
- 『小さな巨人 ミクロマン 大激戦! ミクロマンVS最強戦士ゴルゴン』
(スタジオぴえろ製作作品) - 『けんたろうお兄さんと一緒に「だんご3兄弟」を歌おう!! 』:作品概要未詳。
2000年春季興行
(2000年春東映アニメフェア)
2000年3月4日開催
- 2000年春東映アニメフェア
- 『ONE PIECE』
- 『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』
2000年夏季興行
(2000年夏東映アニメフェア)
2000年7月8日開催
- 2000年夏東映アニメフェア
- 『デジモンアドベンチャー02』
『前編・デジモンハリケーン上陸!!』
『後編・超絶進化!! 黄金のデジメンタル』 - 『おジャ魔女どれみ♯』
- 『デジモンアドベンチャー02』
2001年春季興行
(2001年春東映アニメフェア)
2001年3月3日開催
- 2001年春東映アニメフェア
- 『ONE PIECE ねじまき島の冒険』
- 『ONE PIECE ジャンゴのダンスカーニバル』
- 『デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲』
2001年夏季興行
(2001年夏東映アニメフェア)
2001年7月14日開催
- 2001年夏東映アニメフェア
- 『デジモンテイマーズ 冒険者たちの戦い』
- 『も〜っと! おジャ魔女どれみ カエル石の秘密』
- 『キン肉マンII世 second generations』
2002年春季興行
(2002春東映アニメフェア)
2002年3月2日開催
- 2002春東映アニメフェア
- 『ONE PIECE 夢のサッカー王!』
- 『デジモンテイマーズ 暴走デジモン特急』
- 『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』
2002年夏季興行
(2002夏東映アニメフェア)
2002年7月20日開催
- 2002夏東映アニメフェア
- 『デジモンフロンティア オニスモン古代デジモン復活!!』
- 『キン肉マンII世 マッスル人参争奪! 超人大戦争』
- 『激闘! クラッシュギアTURBO カイザーバーンの挑戦』(アニメーション制作はサンライズ)
2009年興行
(とびだす! 3D東映アニメまつり)
2009年10月2日開催
- とびだす! 3D東映アニメまつり
3Dアニメと新作された『きかんしゃやえもん』以外は、イベント上映された3Dアニメの劇場初上映。- 『きかんしゃ やえもん』
- 『デジモンアドベンチャー3D デジモングランプリ!』
- 『デジモンセイバーズ 3Dデジタルワールド危機イッパツ!』
- 『ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎の幽霊電車 3D』
関連する用語
- 東映まんがまつり
- 東映が、アニメや子供向け映画を複数本まとめて夏休みなどに劇場公開した、興行のタイトル。前史も含めると1964年から催された。1969年の夏季から継続的に興行。1990年春季に「東映アニメまつり」に改題。後継イベントが「東映アニメフェア」。
- 「まんがまつり」時代は、アニメだけでなくマンガ原作の児童向け特撮ドラマ(及び、コミック化作品が、児童向けテレビ雑誌に掲載されていたドラマ)も併映されていた。1990年の「アニメまつり」「アニメフェア」への以降以来は、この類の併映は無くなった。
- 東映スーパーヒーローフェア
- 東映が、実写特撮の変身ヒーロードラマ3本を、まとめて劇場公開した、興行のタイトル。1993年〜1995年に年1度ずつ興行された。
- 1990年に「アニメフェア」に移行する前の東映まんがまつりでは、アニメも実写ドラマも、劇場用新作だけでなく、テレビ版のブローアップ版なども上映されていた。が、スーパーヒーローフェアの上映作は、いずれも劇場用新作だった。
- 関連する用語
- 解説