小さな国の救世主
小さな国の救世主
登場人物
- 天山龍也(あまやま たつや)
- 日本の高校生。セリカスタンで身包みをはがされ途方にくれていたところで、リューカ姫たちと出会う。
- リューカ姫(りゅーかひめ)
- キンリの里の姫巫女。純真で可憐な少女。
- サラサ
- キンリ族の戦士長。祖父が広島生まれの日本人であるため、広島弁で日本語を話すことができる。
用語
- シマオオカミ
- キンリの里を救った救世主の名前。『シマオオカミはテンジンが遣わした軍師で、その外見は見目麗しく、眼光鋭く、その目で見つめられるといかなる企みも謀もたちまちのうちに見破られてしまう』と人々に噂される。しかし正体はさえない高校生・天山龍也。
舞台
現代(2005年秋)の中央アジア。
中国とモンゴルとロシアとカザフスタンの国境が接する「友誼峰」と呼ばれる山があるが、世界地図のそこの国境沿いに切れ目を入れて、四方向にぎゅーっと引っ張って隙間を空け、そこに作ったセリカスタンという架空の国が舞台である。
メモ
- 「ライトノベル的ギミック」が一つも無い「ライトノベル」
- スーパーもの書き大戦
一巻、初版本における誤植箇所
- P166で、馬がスコープを覗いている
- P102で鐙によろいとルビが
- P33でリューカ姫の髪の色は黒と記載されているのに、表紙・口絵を含めたイラストのリューカ姫の髪の色は金髪。
- 作者によると、これはミスではないとの事。
「イラストは、あれでオッケー出しました。カラーイラストで、黒髪を黄色に塗る、モノクロで白抜きにするこういったことは、マンガの作法としてはごく普通にやられていることですので、気にもしませんでした」(作者談)
- P167でネコマル…もとい、ネマコルのサラサへの敬称が普段使われている「殿」ではなく「さま」になっている。(もしかしたら誤記ではなく意図したものかもしれない)
- P247 3行目 「そにしても」は「それにしても」の誤植と思われる。
- P287 2行目 「龍也は歯、」は「龍也は」の誤植なのでは?(「歯」が余計?)
二巻、初版における誤植箇所
- P311 12行目 「お前の考えじゃそうなの」は「お前の考えなそうじゃの」の誤植?
- P56 5行目 最後の閉じ鍵括弧『」』は、句点『。』の誤植と思われる。
二巻、再版における誤植箇所
- P190 7行目 またも鐙に「よろい」とルビが振られている。
三巻、初版における誤植箇所
- P273 8行目 「一週間に一キロだったな?」は「一週間に二キロだったな?」の誤植と思われる。(じゃないと、本当に増えたことに……っと、あ、い、偉大なるセンドルク大統領に栄光あzap zap zap!)
- 今回は鐙に「あぶみ」とルビが振られている。
四巻、初版
- 228ページ目、民族解放戦線の名がナガスでなくヌルカに
- 301ページ目、7行目と9行目で龍也が向かってる場所が違う。
書誌情報
小さな国の救世主 1 なりゆき軍師の巻
小さな国の救世主 2 おざなり将軍の巻
小さな国の救世主 3 いまどき英雄の巻
小さな国の救世主 4 シャカリキ勇者の巻
小さな国の救世主 5 オツカレ賢者の巻
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