超人ロック
超人ロック
“超人”と呼ばれる超能力者ロックを巡る物語。
- 著
- 聖悠紀
用語と登場人物
登場人物
- ロック
- “超人”と呼ばれる伝説のエスパー(超能力者)。後述の理由により、世代間での能力差が激しいエスパーのなかで常に最強レベルの能力を持つ。不死ではあるが不老ではない為、何度も誕生時の時点まで若返っている。
- ライガー教授
- 連邦(第1次)末期の科学者。エスパーでありながら、「エスパーの存在が世界を崩壊させる」と主張すると共に、惑星破壊弾“ジオイド弾”で連邦の各惑星を攻撃、連邦を崩壊に導いた。“ライガー1”(後の銀河コンピュータ)の生みの親でもある。
用語
- 超能力
- ESPとも。本作中の超能力は、世代を経るに連れて進化(普及?)するものとして扱われている。ある世代で最強クラスの能力が、次の世代では一般レベルのエスパーが使えるようになっている。例えば、『炎の虎』や少し後の話である『ロード・レオン』の時点で、強力なESP攻撃である『光の剣』が使えるのはアマゾナの他、ロックとロードレオンだけだったが、その後の話では、少し強力なエスパーなら誰でも使えるようになっている、というのがある。しかし必ずしも後の世代の方が強力なエスパーが多いわけでもなく、エスパーの殆どいない時代などもあるようである。
- 連邦(第一次)
- 地球から移民した者達が、紆余曲折の果て独立(この辺の話は『ロンウォールの嵐』、『冬の惑星』に詳しい)し、地球と同等の立場で形成した星間共同体。地球に本拠を置く。後にライガー教授の手により崩壊した。
- 帝国
- 連邦崩壊後、ライガー教授の遺産である巨大コンピュータ“ライガー1”を発見したナガトが建国した星間共同体。“ライガー1”が設置されていた惑星ファーゴを首都(帝星)とする。6代?続いた後、帝星ファーゴが消滅し崩壊した。
- 連邦(第2次)
- 帝国崩壊後形成された星間共同体。
- ジオイド弾
- 惑星破壊ミサイル。1発で惑星一つを破壊する程の威力を持つ。発明者はライガー教授。
- D弾
- 宙対地戦略級ミサイル。都市を丸ごと焼き尽くす程度の威力がある。
- ESPジャマー
- 発信機によって生成される、ESP中和フィールド。範囲内ではあらゆるESPの使用に抵抗を受ける。設置したり所持したりしてコーン型にフィールドを投射するものと、設置して放射状にフィールドを生成するものがある。
超能力
- 光の剣
- サイコエネルギーを、槍状に集約して相手に投げつけるESP攻撃。極めて強力。この能力を初めて使ったのは、“炎の虎”アマゾナ。
- ラフノールの鏡
- ロスト・プラネット“ラフノール”に住むエスパー達がその能力を結集し、空間を折り曲げて創りあげた結晶体。光の剣でさえ貫けないほどの強度を持つ。内部は空間が折りたたまれた状態になっている。最初は、エスパーが集団で創りあげるものだったが、後にある程度強力なエスパーなら単独で創れるようになった。宇宙船代わりに使われることもある。
- 重積ヴォーテックス
- サイコバリア
- 単にバリアとも。また初期にはESPバリアとも。機械によって作り出すバリアとも、機械によってつくりだすESPジャマーとも違う。超能力、物理的衝撃を問わず防ぐ防御壁。通常は球形である。テレポートで通過しようとしたり、直接接触すると、甚大なダメージを被る。
- テレポート
- 瞬間移動。広義には空間そのものに対する念動も含む。
- エネルギー吸収球
- テレポートを応用した能力で、実体・非実体問わず球体に触れた全てのエネルギーを吸収する。
メモ
- 掲載誌、出版社が何度も変わっている
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