- 著
- 中島らも
「『生』の対立概念として『死』というものを持ってくるから話がおかしくなる。『死』という言葉が存在する以上、『死』は存在のひとつの状態をさし示すことになる」中島らもが、宇宙の深淵から詐欺の手口まで、世の森羅万象あらゆる疑問と不可思議を解き明かす。時代に疲れたアナタへの、心やすまる“哲学的エッセイ集”。
用語や登場人物
- 用語や人名
- 解説
メモ
- 分からなくても分かってる。不合理にすぎない世界に向けての静かな語り。世の中の正しいことは正しくなくて、らもイズムも差ほどただしくなくて……。世界の車窓から観た風景だけが正解じゃない。常識の側面にある幾多の扉のカギをあけてくれる。身を削って吐き出す伝道師と化したらもは含み笑いが似合うキーマンだ。--(感想らしいものが作成されていたので拾っときました)
書誌情報
双葉文庫
1995年10月発行
白夜書房
1992年12月発行