スロウハイツの神様

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[KITE] 作中では使われない単語だけど、いわゆるライトノベル作家チヨダ・コーキ。
[KITE] 10代の少年少女の神様だった彼に一つの事件が降りかかる。
[KITE] 「ゲームの画像をコウちゃんへ」と書き記された、自殺事件。
[KITE] 何人もの人間がお互いを殺しあう、凄惨な事件。マスコミの報道「チヨダ・コーキの小説のせいで、人が死んだ」
[KITE] 闇の底に沈んだ彼を助けたのは、128通に及ぶ、ファンの少女からのメッセージ。「私はチヨダ・コーキのおかげで生きています」
[KITE] 事件から十年。トキワ荘のように、集まったクリエイターたち。そこの手塚治虫はチヨダ・コーキだった。
[KITE] と言う舞台設定で、繰り広げられる青春群像です。

辻村深月

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講談社ノベルス

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