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== [http://hiki.cre.jp/write/?MonokakiChannel #もの書き] お薦め図書2009 ==
[http://hiki.cre.jp/write/?MonokakiChannel #もの書き]参加者のお薦めする、読んで面白かった2009年刊行本の紹介。<br />既に挙げられている本について、お勧めコメントの追加も歓迎です。
*「2009年刊行の本」は、新刊書、つまり初刷が2009年中に刊行された本のことです。書籍の奥付記載の日付に依って判断しましょう。
*文庫落ち本などでも、文庫版の初刷が2009年中に刊行されていれば可。できれば、その類は、単行本刊行年などが「概要」欄に記されると好ましい(必須ではない)。
*シリーズものでも、2009年に新刊が出たものは可。新刊中心の紹介を推奨。

=== 推薦書、推薦理由の記入について ===
推薦書の記入は、「推薦書記入フォーマット」にあるサンプルを、コピーして使うと便利です。

既に挙げられている推薦書ついては、「推薦理由」を他の人も箇条書きで書き足すようにして使っていきましょう。推薦理由末尾へのHN明記は必須とします。その上で、異論、異見の併記も基本と考えます。

推薦書記事の「概要」の項の記述は、「最初に書いた人以外の人が手を入れることもあり得る」とします。末尾にHNを想定してないのは、その意図です。

*記入は正式書名の、洋数字、A〜Z、あいうえお、の順でお願いします。<br />「正式書名」は、奥付記載のもので、原則、シリーズ名、副題の類を省いた部分とします。巻数は『』の後ろにくくりだすといいでしょう。
*翻訳書では、『[[推薦書名]]』([[著者名]]著、[[翻訳者名]]訳)、と記してください。
*編纂書では、『[[推薦書名]]』([[編纂者名]]編)、と記してください。

== 推薦書記入フォーマット ==

=== 『[[推薦書名]]』([[著者名]]) ===
;概要
:
*[[レーベル名]]([[出版社名]]刊)
*その他(あれば必要に応じて)
<!-- 「その他」に書くことは、できる限り、客観的なデータ、シリーズ構成などに絞り、意見の類は「推薦理由」の方で、お願いします。 -->
;推薦理由
:
*推薦理由([[推薦者HN]])

----

== 推薦書リスト ==

=== 英数 ===

==== 『[[1Q84]]』([[村上春樹]]) ====
;概要
:
*[[新潮社]]刊
*BOOK1、BOOK2の2分冊で刊行された、著者の最新長編。
*本作では、2筋の物語が、はじめは無関係と思えるエピソードからスタートし交互に進む、著者得意の長編形式が、採られている。メタフィクション的な物語内物語の趣向も盛り込まれている。
;推薦理由
:
*サリン事件の被害者らにインタビューしたインタビュー集『[[アンダーグラウンド]]』(1997年刊)、元オウム真理教信徒らにインタビューした『[[約束された場所で]]』(1998年刊)、以来、およそ10年。やっと、長編春樹小説で、テロリズムとカルト集団が主要題材として扱われた。<br />春樹小説のファンにとっては、待望の作品。賛否の論が多い作品だけど、春樹小説ファンは、是非、読むべきかと思えます。([[鍼原神無]])

==== 『[[BILLY BAT]]』([[浦沢直樹]]作、[[長崎尚志]]ストーリー共同制作) ====
;概要
:
*[[モーニングKC|モーニングKC]]([[講談社]]刊)
*雑誌「モーニング」連載中の浦沢マンガ最新作。今年6月に1巻が、11月に2巻が刊行。
;推薦理由
:
*一言で言えば、超時空伝奇ミステリーだと思う……多分。現在雑誌連載中で、大風呂敷がどこまで広がるか、予想もつかない(笑)。そこが楽しい♪<br />黒いコウモリと白いコウモリの、時空を越えた対立を巡り、時代も舞台も飛び飛びなエピソードが、次々、断続していきます。全体的なストーリーは混沌。<br />混沌感を楽しみたい人にはお勧め。([[鍼原神無]])

==== 『[[HUNTER×HUNTER]]』27([[冨樫義博]]) ====
;概要
:
*[[集英社]]の[[ジャンプコミックス]]版、27巻。
*[http://hiki.cre.jp/write/?MonokakiRecommend2008-Ka 去年は25巻、26巻が刊行された]が、今年は年末に27巻のみの刊行になった。
*第18巻終盤からはじまった「キメラアント編」が継続中。
;推薦理由
:
*前巻終盤から、作中で概ね4分強ほどが経過したことになる、濃密な多戦局バトルと、戦闘を通じてのキャラクターの変化が面白いし、読み応えばっちり☆<br />ちなみに25巻中盤からはじまった「王宮突入」フェイズでは、作中で11分40秒ほど経過しました。([[鍼原神無]])

==== 『[[PLUTO]]』([[浦沢直樹]]、原作[[手塚治虫]]) ====
;概要
:
*[[小学館]]刊。<br />普及版([[BIG COMICS]])と、大判の特装版がある。どちらも全8巻で、今年、7月に最終巻(8巻)が刊行され完結。
*[[手塚治虫]]作『[[鉄腕アトム]]』の一篇「地上最大のロボット」を原作にした浦沢マンガ。
*監修[[手塚眞]]、プロデュース[[長崎尚志]]、[[手塚プロダクション]]
;推薦理由
:
*終盤は、意外なほどスッキリ収束された。スッキリ収束の割には、読み応えがジューシーなのは、さすが浦沢マンガ。<br />浦沢ファンとしては、もっと迷走してくれてもよかったのですが、手塚マンガの別バーションってプレッシャーから、早く脱したかったらしい(特装版8巻付録参照)。そんな事情じゃしょうがない。面白いから構いません。([[鍼原神無]])

=== あ行 ===

==== 『[[あの子の考えることは変]]』([[本谷有希子]]) ====
;概要
:
*[[講談社]]刊
;推薦理由
:
*おんなのこ(に)ドン引きする小説。萌えてみませんか? 臭い(自分の体臭や、ダイオキシン)を激しく気にするおんなのこや、好きな男のいびきを録音しようとするおんなのこ——なんかに。([[shizaki]])

==== 『アンブロークンアロー [[戦闘妖精・雪風]]』([[神林長平]]) ====
;概要
:
*[[ハヤカワSFシリーズ]]([[早川書房]]刊)
;推薦理由
:
*神林長平の代表作の一つであり、30年に渡り書き継がれてきた戦闘妖精・雪風の最新刊。<br />三冊目のこの巻では、もはやFAFとジャムの戦闘は砲火を交えるというものではなく、現実そのものを食い合うような異様なものへと変容してしまっている。その中でおそらくは作中でもっともミステリアスな存在である雪風にとっての現実、のようなものが立ち上がる。<br />挿絵も何も要らない。登場人物をイメージさせるような、そんなビジュアル的な要素は必要無い。それほどまでに文字だけでここまでの存在感を感じさせるこの小説は、SFファンならずとも是非とも読んで欲しいと思う。たったの三冊で、ここまで読者を遠くへと運び去る物語はそうは無い。([[wanaF]])

==== 『[[おおきく振りかぶって]]』[[おおきく振りかぶって 12巻|12巻]]、[[おおきく振りかぶって 13巻|13巻]]([[ひぐちアサ]]) ====
;概要
:
*[[アフタヌーンKC]]([[講談社]]刊)
*雑誌[[月刊アフタヌーン|月刊「アフタヌーン」]]掲載の高校野球マンガ。
*2009年刊行の[[おおきく振りかぶって 12巻|12巻]]、[[おおきく振りかぶって 13巻|13巻]]では、夏の高校野球大会埼玉大会で、高校野球の強豪と言われるシード高に立ち向かう、1年生部員10名の新設野球部の試合が描かれる。<br />県下ベスト8に残るのはどちらか??
;推薦理由
:
*『おおきく振りかぶって』は、新鮮な面白みの多い野球マンガです。例えば、掲載誌の関係で、主人公たち高校生の子どもっぽくもある生活感が生き生き描かれてることの魅力。少年誌の野球マンガの、理想化されたヒーローとして描かれる高校生とは違って、それぞれに年相応に子どもっぽい。もちろん、子どもっぽさにもキャラごとの個人差が描かれています。その点では、「1年生部員だけの新設野球部」って設定が良く活かされてる。<br />さらに、「重要な試合での両チームの万遍ない描写」も魅力。試合になると何巻も続く野球マンガは珍しくありませんが、『おおきく振りかぶって』では、ビッチャーとキャッチャーと打席だけではなく、内野手、外野手、ベンチや控え選手まで、試合に関わってく無数のキャラが満遍なく描写されていくのも魅力。2009年に刊行された12巻、13巻は、そうした「[[おお振り]]」らしい魅力が満載の2冊♪ お勧めです☆([[鍼原神無]])

=== か行 ===

==== 『[[月光条例]]』([[藤田和日郎]]) ====
;概要
:
*[[少年サンデーコミックス]]([[小学館]]刊)
*「[[週刊少年サンデー]]」連載中のマンガ。
*2009年12月時点で7巻まで刊行。
;推薦理由
:
*赤鬼・青鬼・一寸法師にシンデレラ……月の魔力によって狂わされた、おとぎ話の登場人物が本を通して世界を壊しにやってくる。彼らを月の理で正気に戻すのが月光条例。高校生・ゲッコーはある日突然、おとぎ話の登場人物『鉢かつぎ』から月光条例の執行者に選ばれる……というお話。<br />この漫画自体が寓話を用いた大きな寓話になっており、少年たちに・かつて少年だった大人たちに、物語を通して何かを訴えかけてくる。『[[うしおととら]]』『[[からくりサーカス]]』を経て、デビュー二〇周年を迎えた藤田先生がたどり着いた新境地。<br />特に6巻〜7巻『赤ずきん』『フランダースの犬&浦島太郎』では主人公・ゲッコーの行動を通して、著者からの熱情が腹にずしんと伝わってきます。([[Zero2]])

==== 『[[獣の奏者]]』([[上橋菜穂子]]) ====
;概要
:
*[[講談社]]刊
*1・2巻は2006年刊行、[[青い鳥文庫]]と[[講談社文庫]]で2009年に文庫化
*3・4巻は2009年刊行
*1・2巻分が2009年にアニメ化
;推薦理由
:
*ヒロインのエリンはたしかに特殊な生まれではあるのだけど、そのことよりも科学的思考で因習に縛られたものを開放していきます。3・4巻では因習によって守られてきたものを開放した報いを受けてしまうのですが、因習に逃げずに論理を広めていく態度を貫くのが印象的。<br />著者の中では1・2巻で完結しており続編要望が出ても書くつもりはなかったそうですが、アニメ化作業中に書いていなかったものに気づいたのだそうです。だからでしょうか、新事実が出てもとってつけたような後付け設定ではないのがすばらしいです。<br />4巻を読んでいる途中に「これを読み終わるとエリンと別れなければならない。それがつらいからこれ以上読みたくない。でもエリンの生き様を知りたい」と悩んでしまいました([[Stella]])

==== 『[[現代萌衛星図鑑]]』([[しきしまふげん]]著、[[松浦晋也]]監修) ====
;概要
:
*[[三才ブックス]]刊
*もともとは著者が同人誌として刊行していたものを商業出版の際に大規模加筆・新データ追加
;推薦理由
:
*凡百の「萌え絵を使って解説する本」の著者と編集者はこの本の爪の垢でも煎じて飲め。これほど「萌え擬人化する理由」が歴然としてある本はなかなかみあたらない。<br />萌えて燃える日本の宇宙開発入門書。満身創痍のはやぶさに泣け。([[Stella]])

=== さ行 ===

==== 『[[数学ガール]]』([[結城浩]]原作、[[日坂水柯]]作画) ====
;概要
:
*[[MFコミックス]]([[メディアファクトリー]]刊)
*月刊コミックフラッパー連載。2009年7月下巻刊行にて上下巻完結。
*結城浩の「数学ガール」3部作中1作目を漫画化した作品。
;推薦理由
:
*数学がわかる男の子、数学にしか興味がない女の子、数学が苦手な女の子。そんな3人の"言葉に出来ない気持ち"を、数式考察を通して紡ぎ上げる切ないストーリー。<br />シンプルな作画や。字書きさんの遊び心もあって原作以上にとっつきやすい印象。ただ、第一部で漫画が終ってしまっているので、切ない疼きの収めどころにはやや困る(笑)<br />数学に対する考察だけみても、計算よりも数字の不思議に迫るものがあり"学校の数学嫌い"には寧ろ無理やりにでも読ませたくなる1作。([[旭屋]])

=== た行 ===

==== 『[[デュラララ!!×5|デュラララ!!×5]]』([[成田良悟]]) ====
;概要
:
*[[電撃文庫]]([[メディアワークス]]刊)
*2008年刊行の『[[デュラララ!!×4|デュラララ!!×4]]』の続刊。2009年刊行の『[[デュラララ!!×6|デュラララ!!×6]]』とは連続性が高く、前後編に似た構成になっている。
;推薦理由
:
*『[[デュラララ!!×4|デュラララ!!×4]]』は、個人的には内容不調だったように思うのですが。『デュラララ!!×5』は復調してると思います。ダラーズに売られた喧嘩の報復と、池袋に乗り込んで来るTO羅丸(埼玉の暴走族)の話、折原臨也にハメられ、ヤクザの粟楠会に追われることになる平和島静雄の話、セルティをつけ狙うロシア人2人組の話、などなど。「×5」では、新登場の粟楠茜(粟楠会会長の孫娘)、黒沼青葉(元祖ブルースクウェアの創始者)が面白いです。([[鍼原神無]])

==== 『[[デュラララ!!×6|デュラララ!!×6]]』([[成田良悟]]) ====
;概要
:
*[[電撃文庫]]([[メディアワークス]]刊)
*2009年刊行の『[[デュラララ!!×5|デュラララ!!×5]]』とは連続性が高く、前後編に似た構成になっている。
;推薦理由
:
*『[[デュラララ!!×5|デュラララ!!×5]]』と続き物風で、決着編って感じ。粟楠会会長の孫娘、粟楠茜の回想譚は、突き刺さる感じで、結構来る。帝人くんが元祖ブルースクウェアと意外な取引を。そして折原臨也が旅先で凶刃に倒れる。この辺は、『[[デュラララ!!×7|デュラララ!!×7]]』以降に引きます。後、「×6」だとドタチン(門田京平)が、ちょっとカッコイイかもしんない(笑)。([[鍼原神無]])

==== 『[[テルマエ・ロマエ]]』([[ヤマザキマリ]]) ====
;概要
:
*[[ビームコミック]]([[エンターブレイン]]刊)
;推薦理由
:
*古代ローマと現代日本にはひとつの共通点がある。どちらも風呂を愛するのだ。<br />古代ローマの男性が、古代ローマの風呂から現代日本の風呂にタイムスリップし、現代日本の風呂文化の数々を、古代ローマ的な視点で驚愕して驚喜する漫画。<br />一見するとギャグ漫画だが、描写のあちこちに作者の古代ローマへの深い愛が感じられる名作。([[銅大]])

==== 『[[敵は海賊]]・短編版』([[神林長平]]) ====
;概要
:
*[[ハヤカワJA文庫]]([[早川書房]]刊)
;推薦理由
:
*神林長平の作品の中でも、著者独特の軽妙さとSF濃度がぎっしりとつまった敵は海賊シリーズ初の短編。<br />敵は海賊シリーズのプロトタイプとも言うべき、短編版敵は海賊を始め、敵は海賊の歴史を垣間見ることの出来る貴重な一冊。ただの短編集ではなく、神林長平のSFマインドの変遷を俯瞰出来るような短編集になっており、ファンにとっては垂涎の一品。<br />唯一の書き下ろしである、「ヨウ冥の神」はヨウ冥がまだ若かった時代を描く野心作。とは言っても、やっぱりヨウ冥は昔からヨウ冥だったんだなあ。と再確認。<br />最高のファンサービスに雪風とラテルチームの夢の競演「被書空間」をもってくるあたり、実にニクイ。初出が1984年と随分古いが、戦闘妖精・雪風がグッドラックを経てアンブロークンアローへと至ったであろう描写があり、見逃せない。([[wanaF]])

=== な行 ===

=== は行 ===

==== 『[[ひとひら]]』([[桐原いづみ]]) ====
;概要
:
*[[アクションコミックス]]([[双葉社]]刊)
*2009年7月、7巻の発行をもって一応の完結を見ている。(現在は「ひとひら アンコール」として外伝を連載中)
;推薦理由
:
*人前に立つとまともに喋れなくなったり、考えることがキャパシティを越えると"止まって"しまう女の子、麻井麦。そんな彼女が演劇と出会い、まきこまれ、成長していく物語。<br />主人公・麦の成長は急激なものではなく、時に後戻りすらしてしまうが、それでも成長しようと前に進む姿には共感を覚える。心と心のぶつけあい、最初から最後まで文化系スポ根漫画のノリを楽しんでほしい。([[旭屋]])

=== ま行 ===

==== 『[[ミスマルカ興国物語]]』([[林トモアキ]]) ====
;概要
:
*[[スニーカー文庫]]([[角川書店]]刊)
*「お・り・が・み」「戦闘城塞マスラヲ」「レイセン」などと世界観を共有する王道(にもみえる?)ファンタジー。2009年5月に4巻、9月に5巻を刊行。
;推薦理由
:
*主人公の馬鹿騒ぎっぷりに笑えつつも、それが実は本命の"交渉"での切り札だったりと読者をフラグの張り方に目を見張る1作。<br />4巻以降、舞台を敵地へと変えての冒険譚。襲い来る刃、それを防がんとする仲間たち、でも主人公は戦わない(笑)主人公の無茶苦茶としか言いようのない初志貫徹っぷりはいっそ見事。<br />笑いあり、笑いあり、感動あり、笑う。そんな作品。([[旭屋]])

=== や行 ===

==== 『[[闇狩り師 黄石公の犬]]』([[夢枕獏]]) ====
;概要
:
*[[トクマ・ノベルズ]]([[徳間書店]]刊)
*[[闇狩り師]]シリーズ、21年ぶりのノベルズ最新刊。
*表題作は、2000年から2008年にかけて書かれた長編。他に、短めの中篇『媼』も採録、こちらの初出は1986年。
;推薦理由
:
*怖さと、リアリティ、そして奇妙な味を兼ね備えた、現代もの伝奇アクション(今風に言えば、異能バトル、でいいのかな?)。地方都市のリアリティ、呪詛を依頼する人物の心理の怖さや切なさ、妖怪や闇狩り師の奇妙な存在、などなどが味わえます。([[鍼原神無]])

==== 『[[吉本隆明 全マンガ論]]』([[吉本隆明]]) ====
;概要
:
*[[小学館クリエイティブ]]刊
*副題は「表現としてのマンガ・アニメ」。
*批評家、思想家である著者が、1978年〜2000年に公表した、時評、短評、論考、対談のコレクション。
;推薦理由
:
*「ハイカルチャーとサブカルチャーの区別が成り立たなくなっているメディア動向」の兆候として、マンガ作品やアニメ作品の表現が論考されている点。([[鍼原神無]])
*吉本隆明さんの著作を読んだことが無い方には、全体の1/2強を占めてる「対談」パートがお勧め。特に、[[萩尾望都]]さん、[[りんたろう]]さんとの対談では、色々珍しい発言が引き出されてて、対談のはこびも面白い。([[鍼原神無]])
*吉本思想のファン、愛読者の方には、『[[マス・イメージ論]]』や『[[ハイ・イメージ論]]』を読み解くための、補足材料が豊富な本として、お勧め。([[鍼原神無]])
*採録の「語相論」などでは、いまさらながら、吉本隆明氏が「詩人的資質の思想家」であることが再確認される。([[鍼原神無]])

=== ら行 ===

=== わ行 ===

== メモ ==

== 関連する用語 ==
;用語
:解説

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== 関連項目 ==
*[[#もの書き お薦め図書2008]]

== 話題まとめ ==
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